もう長谷部を”中央”から外せない! 独紙「サイドに回す案もあるが、それでは中央に穴が……」

ただの便利屋ではなくなる

ただの便利屋ではなくなる

チームを支える長谷部 photo/Getty Images

ブンデスリーガで長くプレイしてきた日本代表MF長谷部誠といえば、ドイツでは便利屋のイメージがあった。複数のポジションをこなし、本職のボランチ以外で起用される機会も多かった。それでも長谷部は与えられた仕事をこなし、使いやすい選手になっていた。しかし、現在所属しているフランクフルトでは役割が全く違う。

フランクフルトは先日のホッフェンハイム戦で右のウイングバックに入っているティモシー・チャンドラーが相手選手との小競り合いから退場処分を受けてしまい、17日のヴォルフスブルク戦は出場停止となる。この退場の判定には不適切との意見も出ているが、フランクフルトはチャンドラーの穴を埋めなければならない。

そこで注目を浴びているのが長谷部だ。長谷部はブンデスリーガで何度も右のサイドバックを経験しており、長谷部を回すことも可能だ。独『Allgemeine Zeitung』も長谷部をサイドに回すのも1つの手だと伝えている。しかし、今季の長谷部はセンターバックやボランチとして高い評価を得ている。
特に3バックの中央に入る「リベロ長谷部」はチームの好調を支える1つの要因となっており、指揮官ニコ・コバチからの信頼も厚い。同メディアは最近長谷部が右サイドでのプレイをしていないことに加え、今季はセンターバックやボランチなど真ん中の位置で非常に安定したプレイをしていると伝えており、長谷部を中央から動かすことが新たな穴を生み出すことになるかもしれないと危惧している。

現在フランクフルトは5位と好位置につけているが、これはセンターに統率者・長谷部がいてこそ成り立つものでもある。これまでなら長谷部は便利屋としてサイドに回されていたかもしれないが、今では状況が変わってきている。

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