グアルディオラが選んだGKブラーボは正しかったのか ハートならできた守備の統率とシュートストップ

2試合で7失点と崩壊

2試合で7失点と崩壊

崩壊したマンC守備陣 photo/Getty Images

前節のチェルシー戦(1-3)に続いて今節も4失点を喫してレスター・シティに敗れたマンチェスター・シティは、守備面で明らかに問題を抱えている。この試合でもレスターに全くプレスをかけることができず、相手が狙いとしているカウンターを楽に決めさせてしまった。

この守備についてクラブOBのDFリチャード・ダン氏は、守備陣を統率する人間がいないことを問題視している。英『Daily Mail』によると、ダン氏はレスター戦の敗北について、「キレがなかったし、ピッチ上でオーガナイズするリーダーがいない。GKでさえコミュニケーションがなかったように見える」とコメント。今夏に加入したGKクラウディオ・ブラーボにも問題があると見ている。

GKといえば、指揮官ジョゼップ・グアルディオラが繋げる選手にこだわったポジションでもある。その影響で守護神だったジョー・ハートはクラブを離れることになったわけだが、同氏は「ハートのような選手は守備面の問題を解決する人材だ」とも語り、ハートがゴールマウスを守っていた方が良かったとの見方もできる。
ブラーボの方が足下の技術が高いのは確かだが、GKに求められる守備陣とのコミュニケーションやシュートストップの部分でハートより劣っていると感じさせられる場面も多い。この2試合でマンCは計7失点しているが、ハートならもう少し失点を減らすことができたのではないか。ブラーボの加入でマンCのフットボールは大きく変化したが、マイナスの影響も出ていると言えるだろう。

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