リヴァプールやレアル・マドリードでプレイしてきたスペイン人DFアルバロ・アルベロアは、これまで数多くのスター選手たちと共演してきた。その中で、最も完璧だと感じた選手は誰なのか。英『The Gurdian』によると、アルベロアは現在レアルで指揮を執るジネディーヌ・ジダン以上の存在がいたと主張している。それはリヴァプールで共にプレイしたMFスティーブン・ジェラードだ。
アルベロアは、「僕はラッキーだ。これまで歴史に残る数名の最高の選手たちとプレイできたんだからね。中でも最も完璧だったのはジェラードだ。ジダンよりも上さ」とコメント。リヴァプールの中盤に長年君臨し、数多くの指揮官を唸らせたジェラードこそ完璧な選手だと信じている。では、ジェラードとジダンの違いはどこにあるのか。
「ジダンがジェラードのような守備ができるかい?ジェラードは守備をして攻撃もして、空中戦も強く、右足でも左足でもボールをヒットできる。コーナーキックに頭で合わせることできるし、コーナーキックを蹴ることもできる。そしてどこでもプレイできるんだ」
アルベロアの言葉は非常に説得力があるものかもしれない。ジェラードはボランチ、トップ下、サイドハーフ、時にはサイドバックを担当することまであった。攻守ともにバランスが取れており、できないプレイが存在しない。ジダンの方がボールコントロールは巧みだったかもしれないが、ジダンにはジェラードのような守備はできなかった。ジェラードは、サッカー界でも屈指のオールラウンダーと 言えるのかもしれない。