もはやアトレティコは「走りすぎ」 バイエルン戦でUCL史上最長の走行距離を記録していた

首位通過決まっていても全力疾走

首位通過決まっていても全力疾走

走り続けるアトレティコ photo/Getty Images

すでにグループステージ首位通過を決めていたアトレティコ・マドリードに、消化試合という概念はなかったようだ。アトレティコは6日にバイエルンと対戦して0-1で敗れたが、アトレティコは何とこの試合で124Kmの走行距離を記録している。スペイン『MARCA』によると、チャンピオンズリーグの歴史において90分間で124Km走ったのは最高記録だという。首位通過がすでに決まっていたとは思えないほどハイテンションな試合だ。

一方のバイエルンの走行距離が112Kmだったことを考えると、アトレティコがどれだけ走っていたかが分かる。同じグループのロストフもPSV戦で122・5Kmの走行距離を記録していたが、それでもアトレティコには敵わなかった。今回のグループステージではこの2クラブが最も走っていたチームで、アトレティコは6試合で703Km、ロストフは702Kmを記録。700Kmを上回ったチームはこの2つだけだ。決勝トーナメントに進出したチームの中ではベンフィカが最も彼らに迫った存在だが、それでも662Kmだ。

個人に目を向けると、アトレティコで最も走ったのはMFガビで71Km、次いでMFコケ70Km、FWアントワーヌ・グリーズマン69Kmとなっている。最前線のグリーズマンでもここまで走っているところにアトレティコの強さが表れていると言える。
アトレティコはリーグ戦ではやや苦戦しているものの、チャンピオンズリーグではバルセロナと並んで最も多くの勝ち点15を獲得して決勝トーナメント行きを決めた。そこに走り続ける力が関係しているのは間違いない。決勝トーナメントに入っても、これだけ走るチームを相手にするのは厄介だろう。ここ最近は決勝でレアル・マドリードに敗れてしまっているが、驚異の走り屋集団アトレティコは今季も上位に食い込んでくるか。

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