“元気すぎる”原口元気! 代表&クラブで73000km移動しても走り続けている姿に独メディアも驚き

走り続けている原口

走り続けている原口

ヘルタでポジション守る原口 photo/Getty Images

海外クラブに所属している日本代表選手は、代表招集がかかるたびにアジアまで移動しなければならない。この移動距離は選手に大きな負担をかけ、岡崎慎司の所属するレスター・シティ指揮官のクラウディオ・ラニエリも岡崎が代表戦から戻ってきた際には別人のようになっていると疲労の濃さを表現していた。

この長距離移動が原因でクラブでポジションを失うケースもあり、休養が必要になるパターンがほとんどだ。しかし、そんなものに全く影響されずに走り続けてきたのがヘルタ・ベルリン所属の原口元気だ。

原口は日本代表でも欠かせない存在になっており、最終予選で代表記録となる4試合連続得点を記録するなど絶好調だ。クラブでもポジションを確保しており、指揮官のパル・ダルダイからも高い評価を得ている。そんな元気すぎる原口を独『Berliner Kurier』も特集を組んで取り上げている。
同メディアは、最終予選の始まった9月以降の原口の移動距離がとんでもないものだったと伝えている。最終予選のためにベルリンから東京、東京からタイのバンコクへ、そこから再びベルリンに戻り、10月には再び東京へ、さらに東京からオーストラリアのメルボルンへ飛び、それが終わるとベルリンに戻る。11月にはまた日本へ飛んでサウジアラビア戦を戦っており、合計すると約73000kmの旅で87時間ほど飛行機の中で過ごしたことになるという。

それでも原口は疲れを感じさせない。ここまでリーグ戦では全試合に出場して1057分間プレイしており、チーム内ではニクラス・シュタルクに次いで2番目に多い数字だ。しかも13試合中10試合がフル出場となっており、まさに休みなく動き続けている。ダルダイにも走る部分が評価されており、それを維持しているのは素晴らしい。

同メディアは、原口に前半戦ラスト3試合の頑張りだとも伝えている。ブンデスリーガはウインターブレイクが長く、週末のブレーメン戦からライプツィヒ、ダルムシュタットとの試合を行えば1ヶ月ほど中断期間に入る。原口にとっては束の間の休息となるはずだ。原口にとっては体力的にも厳しい今季前半戦だったはずだが、走り続けたことでドイツでも日本でも非常に高い評価を受けている。

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