清武のセビージャ移籍はハードル高すぎたか!? バスケス不在、ナスリ負傷明けでも厚すぎる壁

中盤が豪華すぎる

中盤が豪華すぎる

セビージャで苦しむ清武 photo/Getty Images

現在海外で戦っている日本代表選手の中で、最も厳しい戦いに挑んでいるのがセビージャに所属するMF清武弘嗣なのかもしれない。清武は今夏にハノーファーからセビージャへとステップアップを果たし、当初は持ち前のテクニックを評価されていた。しかし、同時期に天才サミル・ナスリが来てしまったこともあって状況は一変。中盤はナスリに支配され、清武にはなかなか出番が回ってこない。

その清武は、7日に敵地リヨンでおこなわれるチャンピオンズリーグ最終節の遠征メンバー19人に選ばれている。しかも、前節のユヴェントス戦で同じ中盤でプレイするフランコ・バスケスがレッドカードで退場処分を受けており、今回は不在だ。ナスリもメンバーには選ばれているものの、負傷明けの状態だ。本来であれば清武にとってはチャンスだが、それでもセビージャの中盤は層が厚い。

今回クラブの公式サイトが発表したメンバーにはブラジル人MFのガンソも入っており、トップ下の序列的にはガンソが上との見方もある。2列目には他にもビトーロやイボーラなど実力者が揃っており、清武が先発のチャンスを掴むのは容易なことではない。
清武を除いても少々中盤の選手を補強しすぎているようにも感じるが、セビージャはリーガ・エスパニョーラの中でも中盤は屈指の豪華さを誇る。清武にとってセビージャ移籍は大きな挑戦だったはずだが、予想以上に壁は厚い。最終節のリヨン戦でチャンピオンズリーグ初先発を願いたいものだが、日本代表のトップ下に出番は回ってくるか。

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