サウサンプトンに所属する日本代表DF吉田麻也にとって厄介なのは、ポルトガル代表のジョゼ・フォンテとオランダ代表のフィルジル・ファン・ダイクのセンターバックコンビだ。2人ともビッグクラブから注目されるほど優秀なセンターバックで、吉田は彼らに次ぐ3番手との立ち位置だ。しかし、その状況が変わりつつあるのかもしれない。
サウサンプトンは3日にクリスタル・パレスと対戦し、0-3で敗れた。この試合でもフォンテとファン・ダイクが揃って先発しているが、英『Daily Mail』はフォンテにチームで2番目に低い5・5点の厳しい評価を下している。サポーターもフォンテのパフォーマンスには納得していないようで、一部のサポーターからは3番手の吉田をスタメンに推す声も挙がっている。
「吉田はフォンテより上手くプレイしている。彼が上に立つべきだ」
「フォンテの移籍を気にすることはない。吉田はオールラウンドの良い選手だ」
「今の吉田はワールドクラスだ」
など、今季カップ戦を中心に好パフォーマンスを見せている吉田を評価する意見が出ている。吉田は主に国内カップとヨーロッパリーグでプレイしているが、先日2-0で勝利したアーセナル戦でも評価は高かった。フォンテにはマンチェスター・ユナイテッドが興味を示しているとも言われるが、今の状態の吉田がいれば問題ないと見ているサポーターもいるようだ。
果たして吉田がフォンテからスタメンを奪い取る時は訪れるのか。ファン・ダイクの評価は相変わらず高いが、ファン・ダイク&吉田のコンビに切り替わる日がくるかもしれない。