ジョン・テリーが“かつての相棒”と感動の再会 練習場に突如現れたのは……

当時の思い出を語り合う

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元フランス代表DFとの感動の再会 photo/ Getty Images

1995年にチェルシーの下部組織に入団して以来、同クラブの重鎮として君臨し続けてきたDFジョン・テリー。その同選手が、自身に多大な影響を与えた元フランス代表DFと“感動の再会”を果たした。

2001年から2006年までチェルシーに在籍したウィリアム・ギャラス氏がコブハム(同クラブの練習場の所在地)を訪れ、ジョン・テリーと再会したと同クラブの公式ホームページが伝えている。ギャラス氏は移籍加入を果たした2001年当時、元フランス代表DFマルセル・デサイー氏とテリーで当時の同クラブの最終ラインを支えていた。ギャラス氏は当時のことを次のように振り返っている。

「チェルシーに来たとき、まずマルセルと話をしたんだ。そしたら『すごい若手がいるぞ』と聞かされてね。それがテリーだったんだ。テリーは両足を使えると聞かされて、『お前は左足で蹴れるか?』とマルセルに聞かれたから、俺は無理だと答えたよ。それにマルセルは、テリーが次世代のチェルシーを担うとも言っていたんだ。だから、俺は移籍加入してきたのにベンチ要員だなと思ったよ。最初の練習で彼を見たとき、マルセルの言う通りだと感じたね。でも、いざ一緒にプレイしてみたら、バランスがバッチリでね。だからこそ長い時間コンビを組めたんだと思う」

このギャラス氏の思い出話に対し、今度はテリーが同氏との思い出を熱く語った。

「ピッチでは良い関係だったよ。最高の相棒は誰だったのかなんて聞かれることがあるけど、とにかく良い選手ばっかりだったからね。でも、ギャラスとのプレイは最高だった。もうチェルシーには21年、もうすぐ22年いることになるけど、このクラブは俺の人生そのものさ。この人生に感謝している。チェルシーでキャリアを全うして、トロフィーを獲得するのが何よりの喜びなんだ」
今やクラブを象徴する選手に成長を遂げたテリーに対し、ギャラス氏は笑い話で楽しいひと時を締めくくった。

「テリーがこのクラブで成し遂げた功績には、頭が上がらないよ。だけど、優勝した2004-2005シーズンのチャールトン戦でテリーが決めたことになっているゴール、あれは僕のゴールだ」

これまでもチェルシーのタイトル獲得に多大な貢献を果たしてきたジョン・テリー。しかし、今季は負傷の影響もあり、満足に出場機会を得ることができていない。かつての相棒との再会が良いリフレッシュとなり、今季リーグ戦で首位を走るチェルシーに更なる貢献を果たすことができるのだろうか。

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