世界最高のMFジェラードの”スーパーミドル”永遠に! 英紙が誰にも打てないベストゴール5選を紹介

記憶に残る強烈なミドル

24日、元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードが現役引退を表明した。ジェラードは記録というより、記憶に強く残る選手だった。チームを救う劇的なゴールも多く、最後に何か起こしてくれるのではとの期待感が常にあった。そこで英『Daily Star』は、今後も語り継がれるであろうジェラードのベストゴールを5つ紹介している。

まず1つは、2005年のミドルズブラ戦でのミドルシュートだ。中盤やや右寄りで味方からのロングパスを受け取ったジェラードは、胸でトラップしてから思い切り右足を振りぬいた。ゴールまでかなりの距離があったが、ボールは美しい軌道を描いてゴールへ。ジェラードらしいロングシュートで、あの位置からシュートを打とうと考える者はほとんどいないだろう。

2001年のマンチェスター・ユナイテッド戦で決めたゴールも強烈なインパクトを残している。中盤でボールを受けたジェラードは、こちらも迷うことなくシュートを選択。普通の選手ならシュートを選択しないであろうタイミングで放たれた強烈なショットは、ゴールネット左上隅に突き刺さった。
ここからはさらに記憶に残るゴールばかりだ。まずは2004年、チャンピオンズリーグ・グループステージのオリンピアコス戦だ。2点差以上での勝利が決勝トーナメント進出の条件だったリヴァプールは、2-1で迎えた86分、味方がヘディングで競ったボールに勢いよく駆け込むと、右足でダイレクトボレー。これがゴールに突き刺さり、歓喜の瞬間が訪れた。

そのまま決勝に進んだリヴァプールは、ミラン相手に大苦戦。0-3で後半を迎えたが、ここでチームに元気を取り戻させたのがジェラードだった。リーセのクロスにヘディングで合わせ、サポーターにもっと盛り上がるよう手で煽ったシーンは非常に印象深い。

最後に同メディアが紹介した得点は、FAカップ決勝ウェストハム戦で決めたミドルシュートだ。2-3でリードされていたリヴァプールは、後半ロスタイムに相手のクリアボールがジェラードのところへ。ジェラードは迷わず右足を振りぬき、これが奇跡の同点ゴールとなった。その後リヴァプールはPK戦の末に勝利し、FAカップを制している。

他にも記憶に残る強烈なゴールが多い選手だが、同メディアは今回この5つをチョイス。ジェラードらしい強烈な威力のシュートがほとんどだ。現代でもこれほど強力で精密なシュートを放つ選手は少なく、サッカーファンの記憶に強く残る特別な存在と言えるだろう。

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