マンチェスター・ユナイテッドに所属するウェイン・ルーニーは若い頃より才能を高く評価されていたが、現在の姿はクリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシらとは大きく異なる。ピークは過ぎてしまったような感があり、ワールドクラスとは呼びにくい選手になっている。
では、どこで差がついたのか。その1つは、サッカーへの向き合い方なのかもしれない。ルーニーは11日のスコットランド戦に勝利した後、それを祝おうとお酒を飲んで楽しんだ。しかし少々盛り上がりすぎてしまったのか、泥酔した姿を周囲に見られてしまった。イングランド代表を支える選手としてふさわしくない姿だ。
米『ESPN』によると、かつてマンUとイングランド代表でルーニーとチームメイトだったリオ・ファーディナンド氏は、メッシやロナウドのようなエリートプレイヤーは人前に泥酔した姿など見せないとコメント。今回のルーニーの行動を残念に思っているようだ。
ファーディナンド氏は「メッシ、ロナウド、ネイマール、ベイル。こうした選手たちが朝の5時まで酔っぱらう姿を見ることはないだろう」とコメント。彼らがサッカーを第一に考え、自身を律していることを強調した。ルーニーは若い頃より私生活での振る舞いが問題視されるタイプの選手だったが、そうした積み重ねが差を生んでしまったのかもしれない。才能だけを見れば世界トップレベルのものがあるが、それだけではロナウドやメッシらワールドクラスの領域には辿りつけないということだろう。