MSN以上に代えが見つからない バルサの”心臓ブスケッツ”の代わりはこの世界にいるか

負担がかかる現状を不安視する声も

リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールらで構成される前線も代えが利かないが、バルセロナにとって最大の問題は中盤の選手の代わりを見つけることだ。2015年に退団したシャビ・エルナンデスの代わりを完璧にこなせる選手は存在せず、現在32歳のアンドレス・イニエスタも代えは見つかりそうにない。

それはアンカーのセルヒオ・ブスケッツも同じだ。スペイン『Mundo Deportivo』によると、バルサはブスケッツの代わりを務められる選手を探しているという。ブスケッツはジョゼップ・グアルディオラが率いていた頃より絶対外せないキーマンとしてチームを支えており、ルイス・エンリケに代わった今でも重要度は変わらない。

しかし以前からブスケッツに負担がかかっていることを問題視する声もあり、誰かブスケッツに休みを与えられる存在がほしい。今夏にはアンドレ・ゴメス、デニス・スアレスら実力者を獲得して中盤の層は厚くなったが、ブスケッツの代わりを任せられる選手はいない。
同メディアによると、バルサはセビージャMFスティーブン・エンゾンジの獲得を狙っている。エンゾンジは190cmとサイズもあり、相手のプレスにも対応することができる選手だ。バルサが求めるアンカー像に近いタイプと言えるかもしれない。しかし、セビージャ側に同選手を放出する気はまったくなく、ブスケッツの代役探しはそう簡単に達成できるものでもないだろう。

ブスケッツはまだ28歳でトップレベルを維持しているが、バルサは数年後のアンカーを誰に任せる考えなのか。MSN以上に黄金期を支えた中盤の選手たちが抜けていくことの方が恐ろしいかもしれない。

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