“コンテ流3バック”を捨てる時迫る 伊代表新監督の狙いは4-4-2へのシステム変更

若手選手の取り込みへ

アントニオ・コンテに率いられていたイタリア代表は、ユヴェントスのジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチ、アンドレア・バルザッリで構成される3バックが強みだった。GKジャンルイジ・ブッフォンを加えた守備陣はユヴェントスそのものであり、その守備の堅さがイタリア代表を支えていた。

しかし、コンテに代わって指揮官に就任したジャンピエロ・ヴェントゥーラは3バックを解消しようと考えている。伊『Calciomercato』によると、ヴェントゥーラが望むのは[4-4-2]のシステムだ。ヴェントゥーラは[3-5-2]に適した選手が少なくなってきたと感じているようで、若手選手を組み込んだチームを作り上げたいと語っている。

「私は新たなフォーメーションに取り組むつもりだ。なぜなら、3-5-2に適応できる選手が少ないからね。将来的には4-4-2のシステムで戦いたい。多くのウインガーがいて、セントラルMFはそれほど多くないからね。ユヴェントスの守備陣は重要だ。だが、我々は同時に将来へ向けてチームを作る必要がある」
キエッリーニやブッフォンは頼りになる存在だが、彼らもベテランだ。いつまでも頼れるわけではない。ミランで活躍しているアレッシオ・ロマニョーリなど、伸びている若手選手を積極的に取り込んでいく必要があるだろう。イタリア代表は若返りを1つのテーマに、新たな形に移行していくことになりそうだ。

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