カゼミーロがいないとまともに戦えない ”30%”も勝率に違い生む男の不在でレアルは試合にならず

代役確保できなかった後悔

現在レアル・マドリード指揮官ジネディーヌ・ジダンを悩ませているもの。それは間違いなくMFカゼミーロの不在だ。以前ジダンはカゼミーロが務めるアンカーだけは代わりがいないと嘆いていたが、カゼミーロが離脱して以降チームは大きな影響を受けている。

2日のレギア・ワルシャワ戦でもレアルは3失点を喫しているが、スペイン『as』によれば今季カゼミーロが出場した試合の1試合平均の失点率は0・8だ。それに対し、カゼミーロが出場しなかった試合は1・5まで増える。

それは当然結果にも響く。ジダン就任以降、カゼミーロが出場した20試合の戦績は18勝1分1敗。勝率は90%にものぼる。ところが、カゼミーロが抜けた場合は13勝7分1敗。勝率は61%まで落ちる。敗戦数こそ変わらないが、引き分けが非常に多い。無駄な失点が増えている証だろう。
ジダンはカゼミーロ離脱以降クリスティアーノ・ロナウドやガレス・ベイルら前線の選手にも守備参加を要求したと言われているが、その効果もあまり感じられず、失点は続いている。これまでは攻撃的になりやすいチームをカゼミーロがコントロールしていたが、それが無くなったとたんに崩れてしまっているのだ。

カゼミーロがいなければ試合にならないのは大き な問題で、今夏カゼミーロと同じような役割をこなせる選手を獲得しなかったことが響いてしまっている。

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