今になって感じるシャビ&イニエスタの大きすぎる存在 バルサの”圧倒的支配”は終わりか

イニエスタが抜ければ中盤は不安定に

パスを繋ぐことに関して、バルセロナに勝てるチームはほとんど存在しないだろう。ジョゼップ・グアルディオラの下でポゼッションベースのスタイルに取り組むマンチェスター・シティとの対戦でも、バルサはマンCの倍以上のパスを成功させている。しかし、『FourFourTwo』はこの試合で黄金期のバルサを支えたシャビ・エルナンデスとアンドレス・イニエスタの不在を痛感したようだ。

1日のマンC戦では、イヴァン・ラキティッチと新加入のアンドレ・ゴメスが中盤に入ったが、同メディアは2人ではティキ・タカを実践するのに不十分だったと感じている。特徴的なのは、負傷離脱しているイニエスタの代わりに入ったアンドレ・ゴメスだ。

この試合でゴメスは36本のパスを成功させているものの、何とこれはGKのマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンよりも少ない。アンドレ・ゴメスのパフォーマンスは決して悪くはなかったが、イニエスタのような働きは期待できない。数年後にイニエスタがバルサを離れた場合、グアルディオラの残したものが消えてしまうかもしれない。
同メディアはセスク・ファブレガス、チアゴ・アルカンタラといった後継者候補を失ってしまったことが痛かったと伝えており、今のバルサにはシャビやイニエスタのスタイルを受け継げる選手が存在しない。マンC戦ではポゼッション率こそ60%を超えていたが、支配できていたという感覚はなかった。同メディアもそのあたりを不安視しているようだ。

ルイス・エンリケに指揮官が代わって以降はよりダイレクトなスタイルで戦う機会が多くなったが、それしか選択できないという見方もできるかもしれない。イニエスタが退団した後の中盤はどうなってしまうのか、不安な部分も見えた試合となった。

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