“途中交代は禁止”のような空気をやめろ C・ロナウドが枠外シュートマシーンの時は交代を

調子が悪ければ代えるべき

調子が悪ければ代えるべき

結果が出ないロナウド photo/Getty Images

調子の悪い選手、疲労が見えてきた選手は交代させる。これはサッカー界では当たり前のことだ。しかし、レアル・マドリードでプレイするクリスティアーノ・ロナウドにはそんな常識は通用しない。ロナウドは常にピッチに立っていたい選手で、交代などさせれば怒りを爆発させることだろう。

しかし、英『Daily Mail』はロナウドも新たな役割を受け入れるべきだと主張している。ロナウドは23日のアスレティック・ビルバオ戦でも果敢にゴールを狙ったが、無得点。チームが放った16本の"枠外シュート"のうち、9本がロナウドによるものだというから驚きだ。ロナウドの調子は良いとは言えず、試合途中で代えてもよかったはずだ。

しかし指揮官ジネディーヌ・ジダンはロナウドを残した。後半には好プレイを見せていたイスコに代えてルーカス・バスケス、先制点を記録したカリム・ベンゼマに代えてアルバロ・モラタを投入している。同メディアはサポーターもバスケスとモラタが出てきて嬉しいはずと伝えているが、交代させる選手が違うのではないかとロナウドを下げる判断をすべきとの見方を示している。
ロナウドは途中交代させられない選手とのイメージが出来上がってしまっているが、ロナウドも31歳。どこかでパフォーマンスレベルは落ち、レアルにふさわしくない選手になるだろう。それでも途中交代を拒むのであれば、それは少々ワガママだ。しかも現在はバスケスやモラタ、マルコ・アセンシオなどベンチに調子の良いアタッカーが揃っている。単純に調子の良さでロナウドより彼らを優先しても問題はないはずだ。

ジダンにその決断力があるかが問題だが、レアルはロナウドを途中交代させてはいけないという妙な空気をいつ変えるのだろうか。

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