先日、ユヴェントス指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリは2022ワールドカップを戦うイタリア代表に期待していることを明かした。アッレグリは1990年代後半に生まれた選手たちの能力に注目しているようで、その才能が開花するのが2022年頃ではないかと楽しみにしているようなのだ。
そこで伊『Calciomercato』は、2018ワールドカップをすっ飛ばして2022ワールドカップのイタリア代表のスタメンを予想。今回の予想は全員1990年代後半に生まれた選手で構成されており、成長が期待される11人を選出している。また、同メディアは期待していると言ったアッレグリを2022ワールドカップのイタリア代表監督に勝手に選んでいる。
そんな仮想アッレグリ率いるイタリア代表のメンバーは、まずGKにジャンルイジ・ドンナルンマ(17)だ。ミランの守護神を務めるドンナルンマは2018年大会でも活躍できるはずで、これについては誰も文句はないだろう。この世代では最も有名な選手といえる。
サイドバックには、すでにサッスオーロで出場機会を得ているクラウド・アジャポング(18)と、インテルからエンポリにローン移籍しているフェデリコ・ディマルコ(18)の2人を選出。すでに2人ともセリエAで出場機会を得ており、6年後には確かな成長が期待される。
センターバックにはミランで活躍するアレッシオ・ロマニョーリ(21)、そしてユヴェントスからノヴァーラにレンタル移籍しているフィリッポ・ロマーニャ(19)だ。ロマーニャはイタリアU-19代表にも選ばれており、将来が期待されている逸材だ。
中盤には前節サッスオーロ戦で途中出場から得点を決めたミランのマヌエル・ロカテッリ(18)、そしてその姿をピッチ上で見ていたサッスオーロMFロレンツォ・ペレグリーニ(20)、アタランタのプリマヴェーラでプレイするフィリッポ・メレゴーニ(17)の3人が選ばれている。ロカテッリとペレグリーニは徐々に存在感を増しており、トップチームでも重要な戦力になるだろう。
最前線では今節のウディネーゼ戦の招集メンバーに含まれ、バロテッリ2世とも言われるユヴェントスFWモイーズ・キーン(16)、さらにインテルのプリマヴェーラで得点を量産しているアンドレア・ピナモンティ(17)、そして元イタリア代表FWエンリコ・キエーザ氏の息子としても注目を集めるフィオレンティーナFWフェデリコ・キエーザ(18)の3人が選ばれた。キエーザは今季フィオレンティーナでリーグ戦2試合に出場しており、徐々に経験を積み始めている。
もちろんこの11人が順当に成長すると保証されたわけではないが、面白い若手選手なのは間違いない。この中から何人かは2022ワールドカップに行くだろう。そのチームをアッレグリが率いているかは分からないが、6年後のイタリア代表はなかなかに魅力的なチームになっているはずだ。