快進撃を続けるRBライプツィヒのスタジアムは珍百景!? スタジアムがあるのは……

競技場の観客席の内側だった

競技場の観客席の内側だった

現在のレッドブル・アレナ photo/Getty Images

開幕からいまだ負け知らず、今季1部に昇格したRBライプツィヒが好調を続けている。RBライプツィヒはエナジードリンク、レッドブルのサポートを受け、わずか4年の間に実質4部からブンデスリーガ1部にまで急成長したクラブだ。そんなライプツィヒが本拠地としているレッドブル・アレナ。実は少し風変わりな景観のスタジアムなのだ。

レッドブルが命名権を取得する2010年まで「ツェントラルシュタディオン」と呼ばれたスタジアムは、元々旧東ドイツ時代の1956年に完成。10万人を収容する当時最大級のスタジアムだった。だがドイツで開催された2006年ワールドカップのため9000万ユーロを費やして改修工事がなされ、2004年に新たなスタジアムとしてオープンした。だが旧スタジアムのスタンドが周囲に残されたまま、その内側に新スタジアムが建設されため、レッドブル・アレナは観客席の内側にあるスタジアムなのである。

改修前のツェントラルシュタディオン photo/Getty Images

旧スタジアムのスタンドが残っていることから観客は、土手のようになった旧スタジアムのスタンドを一度昇り降りしたうえでスタジアムに入場する世界でも珍しい光景が広がっている。プレミアリーグのウェストハムも2012年ロンドンオリンピックのメインスタジアムを改修して使用しているが、客席だった場所の上に通路を作った箇所があるなど、総合競技場から専用スタジアムへの改修は容易ではないようだ。

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