マンチェスター・シティ、フェイエノールト、ワトフォードに敗れて3連敗となったマンチェスター・ユナイテッドでは、主将のウェイン・ルーニーに批判が集まっている。
ルーニーは主にトップ下として出場しているものの、明らかにスピードを欠いている。チームの攻撃も停滞し、ルーニーのパフォーマンスにはサポーターもストレスを溜めていることだろう。
英『Daily Mail』によると、元イングランド代表選手で現在は解説を務めるクリス・サットン氏は、マンUにとってもイングランド代表にとってもルーニーが大きな問題になっていると主張。指揮官のジョゼ・モウリーニョにルーニー外しの勇気を求めている。
「もしマンUの指揮官がグアルディオラだった場合、ルーニーは一瞬にしてポジションを失うだろう。ルーニーはモウリーニョ、さらにイングランド代表監督のアラダイスにとっての問題になっているんだ。マンUは明らかにスピードを欠いている。イブラヒモビッチは最終ラインの裏に走る選手ではないし、ルーニーもトップ下の選手ではない」
「マンUにもイングランド代表にも良い選手はいるんだ。昨季ドイツで最も優秀だったムヒタリアンをルーニーの代わりに入れてもいい。イングランド代表なら私はデル・アリを選ぶよ」
ルーニーはマンUとイングランド代表にとって象徴的な選手で、外すのは勇気がいる作業だ。どの選手にも衰えはくるものだが、ルーニーの場合まだ30歳と判断が難しい年齢にある。それがモウリーニョや他の指揮官を迷わせる原因なのかもしれないが、指揮官ならばパフォーマンス重視でスタメンを選んでいくべきだろう。