1日にワールドカップアジア最終予選でUAE代表と対戦した日本代表は、1-2で敗れてしまった。この敗戦は世界でも大きく取り上げられているが、米『ESPN』が注目したのは2つのパネンカだ。
この試合で日本は後半9分にPKを献上。相手を3人で囲んでいたにも関わらず、最後までボールを奪い切ることができなかった。このPKを担当したのは前半に直接フリーキックも決めていたハリルだったが、ここでハリルは冷静にパネンカを選択。GK西川周作を嘲笑うかのようなPKで逆転してみせた。
日本がUAEにパネンカを決められるのはこれが初めてではない。昨年のアジアカップでも、PK戦でオマル・アブドゥルラフマンが1人目で登場してパネンカを決めている。これでUAEは流れに乗り、PK戦勝利に繋がったとも言える。
同メディアは2つのパネンカが日本に悪夢をもたらしたと伝えており、日本代表、そしてGKにとっては何とも屈辱的な形で敗北を味わうことになってしまった。
オマルの場合は大事なPK戦の1番手、今回のハリルも日本相手の勝利がかかった大事なPKだった。オマルにもハリルにも焦りや緊張は全く感じられず、少なくとも日本を恐れているようには見えなかった。
日本は長年アジアのトップレベルを維持してきたが、UAEを含めアジア各国との差は確実に縮まっている。クールにパネンカを2つも決められてしまうなど、日本は少しばかり甘く見られ始めているのかもしれない。