ルーニーの2018年代表引退宣言は卑怯だ! 不安視される絶対”代表から外せない”という空気感

2年後の引退表明は正しいものか

2年後の引退表明は正しいものか

2018W杯を最後に代表引退すると明かしたルーニー photo/Getty Images

先日、マンチェスター・ユナイテッド所属のイングランド代表FWウェイン・ルーニーが2018ロシアワールドカップを最後に代表を引退すると宣言した。2年後にはルーニーも32歳となっており、EURO2020を目指すのは少々苦しい。引退しても不思議はないタイミングといえる。

しかし、英『Daily Mail』はこの宣言に納得していない。ワールドカップまではまだ2年間あり、それまでルーニーがトップレベルを維持しているとの保証はないからだ。ワールドカップまでにルーニーのパフォーマンスが落ちた時、代表から外すことができるだろうか。ルーニーほどの選手が2018年に引退すると宣言してしまえば、必ずワールドカップには連れていく必要があるようにも感じられる。

新たにイングランド代表監督に就任したサム・アラダイスは引き続き代表の主将をルーニーに任せるとしているが、これも状況を複雑にしそうな気配がある。ルーニーはイングランド代表史上最多得点記録を持つレジェンド級の存在であり、ましてや主将まで任されてしまってはワールドカップに連れていかない決断を下すのは難しい。
仮にルーニーが代表の座を守ったまま2018ワールドカップを迎えた時、イングランドではルーニーにとって最後となるワールドカップだと騒がれるだろう。チームよりも1人の選手にスポットが当たる格好となり、それも不安視されることの1つだ。

2年先の引退を早めに宣言したルーニーの振る舞いは正しいものだったのか。今後アラダイスがチームとルーニーをコントロールできるかが成功のカギとなってきそうだ。

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