“カシージャス外し”より注目すべきことが2つある スペイン紙が新監督に要求するハードミッション

想像以上に難しい仕事に

ビセンテ・デル・ボスケに代わってスペイン代表の指揮官に就任したフレン・ロペテギは、9月1日のベルギー代表との親善試合、5日のロシアワールドカップ予選リヒトシュタイン戦に挑むスペイン代表メンバーからGKイケル・カシージャスを外した。

これまで数多くの成功を収めてきたカシージャスを外したことが大きな注目を集めているが、スペイン『MARCA』はカシージャス外しよりも注目すべき点があると考えている。ロペテギに与えられた大きなミッションは2つだ。

まずは、EURO2008から黄金期を築いた経験豊富な選手たちの間に、若手選手をねじ込むことだ。今回招集されているマルコ・アセンシオ、サウール・ニゲス、セルジ・ロベルトといった若手選手をチームの中心に据えていかなければならない。2018ワールドカップ本番でもアンドレス・イニエスタやセルヒオ・ブスケッツがいないと戦えないようでは苦しい。
さらに、『MARCA』はダビド・ビジャとフェルナンド・トーレスのような点取り屋をワールドカップまでに見つけることを求めている。あの2人が抜けてからは頼れるストライカーが不在で、ロペテギも試行錯誤を続けることになるだろう。

ひとまずは今回招集されているジエゴ・コスタ、アルバロ・モラタ、パコ・アルカセル、ノリートらの中からスタイルに合う選手を探していくことになるだろう。

ビジャとトーレスがいなければスペインの黄金期はあり得なかったが、デル・ボスケでも見つけられなかった頼れるストライカーを見つけることができるのか。ロペテギに課された任務は想像以上に難しい。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ