GKが出にくいボールスピード、正確無比なキック 現代最高のCKキッカーは……

全くブレないその精度

レアル・マドリードのセットプレイと言えば、クリスティアーノ・ロナウドやガレス・ベイルの強烈なフリーキックを思い浮かべることだろう。ロナウドの決定率は落ちてきているが、やはり相手ゴール前でフリーキックを獲得した際には何かが起こるのではと期待させられるものがある。

しかし、レアルの魅力はフリーキックだけではない。相手チームにとって恐ろしいのは主にトニ・クロースが担当するコーナーキックだ。クロースの正確なボールは相手チームにとって脅威であり、先日のスタッド・ランスとのサンティアゴ・ベルナベウ杯でもクロースはコーナーキックからナチョ・フェルナンデスとセルヒオ・ラモスのゴールをアシストしている。

スペイン『MARCA』によると、クロースが加入した2014年以降の2シーズンでレアルはセットプレイから合計70得点を挙げている。そのうち、31得点がクロースのアシストによるものとなっているのだ。クロースはゴール前でのフリーキックを担当することはほとんどないため、それを考えると凄い数字だ。
近年はベイルもヘディングからの得点を増やしており、ラモスやペペを含めレアルには空中戦で力を発揮する選手が揃っている。そこにクロースが正確なボールを蹴り込んでくるレアルのコーナーキックは非常に危険だ。ロナウドやベイルのフリーキックより期待できると言えよう。

クロースの蹴るボールのスピード、正確性を考慮すると、現代では最も厄介なキッカーの1人であることは間違いない。今季はフリーキックよりクロースの担当するコーナーキックに期待した方がよさそうだ。

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