“本田の10番要求した男”のミラン移籍は正しかったのか バッカも残留して状況に変化

ペスカーラ会長はミランへの移籍に満足せず

今夏ペスカーラからミランに加入したFWジャンルカ・ラパドゥーラは、セリエBで得点王を獲得した実績から大きな期待を受けていた選手だ。しかし、ミランは退団も噂されていたエースのカルロス・バッカがチームに残っており、ルイス・アドリアーノ、エムバイェ・ニアングもいる。前線の人員はなかなかに豊富だ。

果たしてラパドゥーラのミラン移籍は正しいものだったのか。答えはリーグ戦がスタートしてみないと分からないが、出場機会が巡ってこないのではそれを確かめることもできない。伊『Tuttomercato』によれば、ペスカーラのダニエレ・セバスティアーニ会長はラパドゥーラのミラン移籍に納得していない。

同会長はネームバリューのあるミランよりも中堅クラブに入った方が良かったと考えているようで、「ラパドゥーラがミランへ向かったのは素晴らしい選択ではなかった。恐らくはより多くのチャンスを得られる中堅クラブに行った方がよかった」と語り、ミランで潰れてしまうのではと不安視している。
また、ラパドゥーラにはナポリも興味を示していたようだが、当初ラパドゥーラはゴンサロ・イグアインがいるとの理由で興味を示さなかった。結局イグアインはユヴェントスに移籍し、退団濃厚と見られていたバッカはミランに留まったままという状況になってしまった。

ラパドゥーラはプレシーズンマッチでも出場できていない状態で、調整が遅れている。獲得時は日本代表MF本田圭佑が背負う10番を要求したと言われるなど注目を集めたが、セバスティアーニ会長が恐れるようにミランで注目されない選手になってしまうかもしれない。

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