カンテの穴を埋めるのは10番岡崎! 地元紙が”守備的10番岡崎”を守備建て直し案の1つに挙げる

ラニエリは早期の解決を

2016-17プレミアリーグ開幕戦でハル・シティに敗れたレスター・シティは、改めてチェルシーへ移籍したMFエンゴロ・カンテの重要性を知ることになった。昨季の堅守はカンテがいたからこそ成立していたものであり、指揮官クラウディオ・ラニエリは早急にカンテの穴を埋めなければならない。地元紙『Leicester Mercury』もカンテの存在が想像以上に大きかったと伝えており、何とかカンテを忘れる必要があると新たなメカニズムの構築を訴えている。同メディアが提示したオプションは2つだ。

1つは、単純にハル戦からボランチコンビを変えることだ。ハル戦ではダニー・ドリンクウォーター、アンディ・キングの2人がボランチを務めたものの、キングはカンテのような守備で力を発揮するタイプの選手ではない。今夏にはニースからナンパリス・メンディを獲得しており、キングとメンディを代えてみるのも手だ。

2つ目は、昨季から貫いている[4-4-2]のシステムを捨てることだ。中盤に厚みを持たせるために、[4-1-4-1]や[4-2-3-1]に代える案もいいかもしれない。その時、重要な役割を果たすのが日本代表FW岡崎慎司だ。同メディアは[4-2-3-1]の場合は岡崎を10番の位置で使う選択肢もあると伝えており、守備に走るタイプの10番としての貢献が期待される。
ただし、どちらにしても同メディアはラニエリに残された時間はそう多くないと見ている。今季もレスターが優勝、トップ4入りを目指す場合は早い段階でベストな解決策を見つける必要がある。次節は昨季2位のアーセナルとのゲームだが、開幕2連敗は何としても避けねばならない。

攻撃力の高いアーセナルをどう抑えるのかは、カンテのいないレスターにとって重要なテストになるだろう。ラニエリは前節と同じやり方でいくのか、それとも10番岡崎などシステムを少し変えてくるのか。サポーターは早期の解決を求めている。

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