ハメスもイスコを見習うべき? 違い生んだ全力尽くすイスコとベンチで悪態つくハメスの姿勢

ジダンの信頼を勝ち取ったのはイスコ

レアル・マドリードMFハメス・ロドリゲスとMFイスコはどちらが優れた選手なのか。これは非常に難しい比較だろう。ハメスは2014ワールドカップで得点王も獲得したように、イスコよりも得点能力に優れている。一方のイスコにはハメス以上に狭いエリアでもボールを持てるテクニックがあり、スペイン人選手らしくほとんどボールを失うことがない。優劣はつけがたいが、今回指揮官ジネディーヌ・ジダンの信頼を勝ち取ったのはイスコの方だった。

現在レアルはハメスの放出を検討していると言われており、イスコはレアルに留まる可能性が高くなっている。スペイン『MARCA』もジダンがイスコを信頼していると伝えており、それは先日のUEFAスーパーカップ・セビージャ戦でイスコと若いマルコ・アセンシオを先発で起用し、ハメスをベンチスタートにしたことが1つの証明だ。では、ハメスとイスコのどこに差が出たのか。

同メディアは、イスコがどんな時でもベストを尽くそうとする姿勢が大きなポイントだと伝えている。ハメスとイスコは昨季満足な出場機会を得ることができず、ハメスは何度かジダンとの間に問題を抱えていると噂されたこともあった。しかしイスコはカルロ・アンチェロッティ政権時からベンチスタートも受け入れ、自身の仕事を全うしてきた。
同メディアはイスコの常にチームのために全力を尽くし、ベンチスタートの役割も受け入れる姿勢を他の選手も見習うべきだと伝えており、パーフェクトなバックアッパーになっていると称賛した。今季もスタメンを確保するのは難しいだろうが、ベンチに置くならハメスよりイスコの方が指揮官にとっては扱いやすいのかもしれない。

ハメスはジダンの信頼を掴む争いに敗れたと見られているが、勝敗を分けた1つの要因はイスコのフォア・ザ・チームの精神ともいえるだろう。

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