今夏も目立った補強ができていないアーセナルだが、心配すべきは新戦力が確保できないことだけではない。現有戦力の離脱も恐ろしいシナリオだ。
英『The Times』によると、アーセナルMFメスト・エジルとFWアレクシス・サンチェスがクラブとの契約延長を渋っているという。アーセナルにとっては2人とも絶対欠かせないキーマンだが、2人はアーセナルがタイトルを獲得できるだけの戦力を揃えているのか疑問視している。
エジルはEURO2016開幕前にもアーセナルとの契約延長交渉を延期させており、タイトルを獲れるクラブでプレイしたいとの願望を抱いている。その際はEURO2016終了後に話し合いを再びスタートさせると伝えられていたが、同メディアによれば今回もまだ合意には至っていない模様だ。
アーセナルは今夏もサポーターが求めていたワールドクラスのストライカー獲得を実現できていない状態で、センターバックにも負傷者が相次いでいる。マンチェスターの両クラブなどが積極的に動いている現状を見れば、エジルやサンチェスもアーセナルがタイトルから遠い位置にいると考えても無理はないだろう。
2人とも以前所属していたバルセロナとレアル・マドリードで複数のタイトルを獲得しているだけに、メジャータイトルを獲得出来ないアーセナルの現状に苛立ちもあるはず。今夏もこのままワールドクラスの選手を加えられないようでは、2人とも退団を真剣に検討し始めることになるかもしれない。