[リオ五輪]コロンビアに2点リードされるも浅野&中島弾で同点に 日本、決勝T進出に望みつなぐ

試合を優位に進めた日本

グループB 第2節 日本 2-2 コロンビア
2016年8月7日/マナウス/現地21時キックオフ

リオデジャネイロ五輪日本代表は現地時間7日、グループB第2節でコロンビアと対戦した。試合はマナウスのアレーナ・アマゾニアで開催され、日本は初戦からスタメンを4人も入れ替えた。2トップには浅野拓磨と興梠慎三が並び、GKは中村航輔に代わった。

[4-4-2]の布陣で臨んだリオ五輪代表は序盤、前線から積極的に守備を仕掛けて主導権を握る。11分には右サイドからDF室屋がクロスを送り込むと、ゴール前でFW興梠が胸で落としてMF矢島がシュートを放ち決定機を迎える。34分にもCKの流れからFW興梠がクロスを送り込むと、ファーサイドのDF藤春がフリーでヘディングシュートを放つもボールは枠外に逸れた。
初戦のナイジェリア戦で5失点した日本だったが、コロンビア戦では持ち味の堅守を取り戻し、コロンビアの攻撃を阻んで試合を優勢に進める。だが試合の均衡を破るゴールを決めたのはコロンビアだった。59分FWグティエレスがFWロドリゲスとのパス交換で中央を突破しシュートを放つ。ボールはDF植田に当たってコースが変わり、ネットに吸い込まれた。さらに65分、ミゲル・ボルハが左サイドからクロスを送り込むと、DF藤春が自陣ゴール前でトラップミスしボールは枠の中へ。オウンゴールで追加点を許してしまう。

追いかける日本は67分、連携したパスワークから中央を突破、途中出場したMF南野がFW浅野にラストパスを供給する。ボックス内でボールを受けたFW浅野がワントラップから豪快なシュートを突き刺して1点差に詰め寄ると、74分にも得点を奪って同点に追いつく。MF中島が得意のミドルシュートを放つと、ボールはクロスバーの下部分を叩きながらゴールに吸い込まれた。

その後もコロンビアゴールに迫った日本だったが、スコアは動かず。日本とコロンビアは2-2のスコアで引き分けた。同日に行われた試合でスウェーデンがナイジェリアに0-1で敗れていることから、日本は3位に浮上し決勝トーナメント進出に望みをつないでいる。

[日本代表]
監督
手倉森 誠

GK
中村航輔(柏レイソル)

DF
室屋 成(FC東京)
塩谷 司(サンフレッチェ広島)
植田直通(鹿島アントラーズ)
藤春廣輝(ガンバ大阪)

MF
矢島慎也(ファジアーノ岡山)
井手口陽介(ガンバ大阪)
遠藤 航(浦和レッズ)
中島翔哉(FC東京)

FW
浅野拓磨(アーセナル)
興梠慎三(浦和レッズ)

交代出場
62分 MF南野拓実(レッドブル・ザルツブルク)
(OUT 矢島慎也)
62分 MF大島僚太(川崎フロンターレ)
(OUT 井手口陽介)
80分 DF亀川諒史 (アビスパ福岡)
(OUT 藤春廣輝)

[得点]
日本:浅野(67)、中島(74)

コロンビア:グティエレス(59)、オウンゴール(65)

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