昨季10位と低迷したチェルシーでは、最終ラインの高齢化が問題となった。特に主将のジョン・テリーはスピード不足を露呈し、ベンチから試合を眺める時間も多かった。しかし、今季から指揮を執るアントニオ・コンテの下で再び状況が変わろうとしている。
コンテはユヴェントスでもベテランのアンドレア・バルザッリ、ジャンルイジ・ブッフォンらを巧みに起用してきたが、チェルシーではテリーが同じような存在となりそうだ。英『Daily Mirror』によると、コンテはテリーがクラブの歴史の一部であると感じており、自身がチェルシーを率いるうえでテリーの存在が今後重要なものになってくるはずだと語った。
「ジョンは常にこのクラブでプレイしてきた。私にとって彼がこのクラブでプレイすること、このユニフォームを着ることが何を意味するのかを説明できるのは重要だ。私はそれがドレッシングルームでも重要なものになると思う。私は彼と話をしたし、この関係が将来重要なものになる。なぜなら彼はこのクラブのキャプテンだからね。ジョンはトレーニングでも良いお手本だ。彼は正しい振る舞いをしているからね」
コンテは35歳のテリーがまだまだトップレベルでプレイできると考えているようで、今季は再びテリーが最終ラインを引き締めることになりそうだ。