4日にリオデジャネイロ・オリンピックのグループステージ第1節でナイジェリア代表と対戦した日本代表は、4得点を奪いながらも敗れてしまった。日本代表サポーターにとっては守備のイージーミスを含め、失望感の残る一戦となったことだろう。
しかし、この一戦で満足感を得たのがアーセナルサポーターなのかもしれない。英『GIVE ME SPORT』はこの試合で途中出場から1得点と結果を出したFW浅野拓磨の活躍を喜んでいる。浅野は今夏アーセナルに移籍したが、サポーターも浅野を即戦力と捉えてはいない。指揮官アーセン・ヴェンゲルの補強策には批判的な意見も出ているが、同メディアは浅野のプレイに光を見出すことができたと若き日本のストライカーを評価した。
チームがリードを許していることもあって目立たなかったが、浅野の得点は左サイドからのグラウンダーのクロスにバックヒールで合わせた高難度なものだった。浅野にとって簡単なクロスではなかったが、同メディアは浅野が行き過ぎたかと思われたボールに平然と反応してみせたとバックヒールシュートを評価。セクシーなフィニッシュだったと称賛している。
さらにオフサイドではあったが、浅野はポストを叩く惜しいシュートも放つなどインパクトは残した。試合は何とも残念な結果に終わってしまったが、アーセナルサポーターの中には浅野が見せたシュートテクニックに可能性を見出した者もいたかもしれない。
今回のオリンピックは海外挑戦に臨む浅野にとって大切なアピールの場となり、得点が求められる第2戦でもゴールに期待だ。