ミランが本田を獲得したのは成功か失敗か フリーで獲得されたメネズや本田に注目集まる

今夏にはフリーでアルベロア狙う

今夏にはフリーでアルベロア狙う

ミランでプレイする本田 photo/Getty Images

ミランのリカルド・モントリーヴォ、ジェレミー・メネズ、アレックス、ディエゴ・ロペス、本田圭佑、そして獲得に近づくアルバロ・アルベロアに共通するのは、全員移籍金0でミランに加わっていることだ。アルベロアもレアル・マドリードを退団してからフリーの状態が続いており、移籍金は発生しない。

近年のミランは財政面の問題もあり、フリーで選手を獲得したケースが非常に多い。上記の選手の他にもフェルナンド・トーレス、ミカエル・エシアン、タエ・タイウォといった選手の獲得にもお金はかかっていない。では、ミランのフリー戦略は機能していると言えるのか。

伊『Gazzetta dello Sport』は、主将としてチームをまとめるモントリーヴォ、2014-15シーズンにはチーム得点王となったメネズの獲得は成功だったと伝えている。フリーだったことを考えれば、彼らの働きぶりは合格点だろう。
一方で、エシアン、トーレス、タイウォは明らかな失敗だったと紹介。トーレスも現在所属しているアトレティコ・マドリードではフォームを取り戻しつつあるが、それまでのプレイは決して良かったとは言えない。

評価が分かれるのは本田、ディエゴ・ロペス、アレックスだ。本田とアレックスはミランでポジションを守ってきた選手だが、大活躍したかと問われると微妙なところだ。ディエゴ・ロペスも昨季途中には若手のジャンルイジ・ドンナルンマにポジションを奪われてしまい、不要な選手と見られている。

同メディアは彼らを成功と失敗の中間のような位置にいると伝えているが、全体的に見るとミランのフリー獲得戦略は成功しているとは言い難い。本田はサイドを上下動する献身性でポジションを守ってきたものの、物足りなさは残る。ミランは今夏もアルベロア獲得に近づいているが、このやり方は正しいとは言えないだろう。

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