今のミランには献身性でアピールする選手しかいない 米メディアが本田らアイディアない選手に不合格通知

創造性を持つ選手を獲得すべき

創造性を持つ選手を獲得すべき

献身性でアピールしてきた本田 photo/Getty Images

シニシャ・ミハイロビッチでも変えられなかったミランを、新指揮官ヴィンチェンツォ・モンテッラはどうやって変えるつもりなのか。今季も7位に終わったチームを立て直すのは容易な作業ではないが、米『ESPN』は今夏の市場でモンテッラがやらなければならないことが2つあると伝えた。

まず1つ目は、DFアレッシオ・ロマニョーリの相棒に信頼できる選手を置くことだ。今季はアレックスやクリスティアン・サパタら複数の選手が相棒を務めたが、はっきりとしたパートナーは決まらなかった。ミランは現在センターバックのリサーチを続けており、守備を整えるためにもセンターバックコンビははっきりさせておきたいところだ。

2つ目はそれよりも大きな課題だ。同メディアが求めたのは中盤から前線にかけて創造性をプラスすることだ。ミランの中盤には攻撃で違いを作れる選手が少なく、組み立て部分ではリカルド・モントリーヴォに負担がかかっている面もある。さらに前線でもファイナルサードで違いを作れる選手が不在で、ミランの攻撃は決して魅力的ではない。同メディアは今のミランには献身的に走ることで指揮官にアピールしている選手しかいないと伝えており、違いを作れない選手が多すぎると落胆している。
これは日本代表MF本田圭佑にもよく当てはまる言葉だ。本田は右サイドを上下動することでミハイロビッチの信頼を勝ち取ったが、今季に限って言えば献身性くらいしか評価すべき点がない。得点に絡む場面も少なく、創造性溢れる選手とは言い切れないだろう。同メディアは本田やルイス・アドリアーノらは今夏に絶対放出しなければならないと伝えており、アタッカーとして評価されていない。

唯一高い評価を受けたのは本田と逆の左サイドに入ることが多かったジャコモ・ボナベントゥーラで、新シーズンもボナベントゥーラが中心的選手になると伝えられている。ミランはマテオ・コバチッチら攻撃にアイディアを持つ選手を複数リストアップしているが、献身性でアピールしてきた本田は上を目指すにあたって不要な選手となってしまうのだろうか。

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