ベルギーはただ個の力に頼ったチーム、エゴが蔓延してる スペイン紙が”黄金世代”を批判 

ベスト8で敗れたベルギー

ベスト8で敗れたベルギー

ウェールズに敗れたベルギー photo/Getty Images

エデン・アザール、ロメロ・ルカク、ティボ・クルトワ……。次々とワールドクラスの選手の名前が出てくるベルギー代表はEURO2016を制することも可能とさえ言われていた。しかし準々決勝でウェールズ代表に1-3で敗れてしまい、黄金世代と呼ばれたベルギーの挑戦はまさかのベスト8で終わった。

スペイン『MARCA』は、格下のはずのウェールズに敗れたところにベルギーの脆さが表れていると主張する。確かにベルギーには個の能力を持った優秀な選手が揃っているが、同メディアは彼らが組織として連動していないと批判し、エゴが蔓延していることが大きな問題だと伝えている。ベルギーは他のチームに比べて前線の選手の守備意識も薄く、ウェールズより一体感があったかと問われれば多くの人はNoと答えるだろう。

ベルギーはどこまでいっても個の能力に頼ったチームで、そのやり方を続けてきた指揮官のマルク・ヴィルモッツにも大きな責任がある。同メディアはヴィルモッツの作ったチームの守備が非常に雑で、同指揮官のの考え方が頑固だと批判。選手の年齢はまだまだ若いために2018ワールドカップもこのまま戦えるが、何か変化を加えなければ同じ結果に終わるだろうと警告している。
2014ワールドカップ、そして今大会でも証明されたように、個の力だけで勝ち進めるほどワールドカップとEUROは甘くない。それはイタリア代表に0-2で敗れたことにも表れており、組織力で勝ち上がってきたイタリアとウェールズに敗れた理由をベルギーは考え直すべきなのかもしれない。

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