3位決定戦 アメリカ 0-1 コロンビア
2016年6月25日 /グレンデール/ 現地20時キックオフ
アメリカとコロンビアという今大会の開幕戦と同じカードとなった3位決定戦。開幕戦ではホスト国アメリカをコロンビアがサパタとハメスの得点で2-0と撃破しており、アメリカとしては3位に入ると同時に開幕戦のリベンジも狙う一戦となった。
その一戦は攻守の入れ替わりが激しい好ゲームとなり、両チームとも中盤で激しく相手を潰し合う展開となった。前半だけで両チームのファウル数は16を数え、少しばかりヒートアップする場面も。
そんな激しいゲームを動かしたのは今回もコロンビアだった。31分、後方から上がってきたアリアスにハメスが絶妙な浮き球のパスを出すと、アリアスがこれを頭で折り返し、そこにエースのバッカが飛び込んで1-0。前回対戦時と同じくコロンビアが先制に成功する。失点後はアメリカも相手ゴール前へ迫る場面が増えるも、得点は奪えず前半はコロンビアリードで折り返す。
後半は1点を追うアメリカが攻勢を仕掛け、61分にはペナルティエリア内の混戦から抜け出したウッドがポスト直撃のシュート。その5分後には同じくウッドがペナルティエリア内で粘ると、走り込んできたデンプシーがシュートを放つも、これはゴール左に外れる。
その後もアメリカはプリシッチやナグベといった攻撃的な選手を投入し、同点弾を目指す。コロンビアはバッカに下げてロヘル・マルティネス、クアドラードに代えてマルロス・モレノを投入してカウンターを狙っていく。
90分にはコロンビアDFアリアスの挑発に乗ってしまったアメリカDFオロスコがアリアスを突き飛ばして退場処分に。さらに挑発に加えて時間稼ぎをしたアリアスも退場処分となり、両チームとも10人に。
アメリカは最後までコロンビアゴールを目指したが、結局得点を決めることはできず。アメリカは開幕戦に続いてコロンビアに敗れ、4位で大会を終えることになった。
[アメリカ代表]
監督 ユルゲン・クリンスマン
GK
ティム・ハワード(エヴァートン/イングランド)
DF
デアンドレ・イェドリン(サンダーランド/イングランド)
ジェフ・キャメロン(ストーク/イングランド)
マット・ベスラー(スポーティング・カンザスシティ)
マイケル・オロスコ・フィスカル(ティファナ/メキシコ)
MF
マイケル・ブラッドリー(トロントFC/カナダ)
ジャーメイン・ジョーンズ(コロラド・ラビッズ)
ギャシー・ザーデス(ロサンゼルス・ギャラクシー)
アレハンドロ・ベドヤ(ナント/フランス)
FW
クリント・デンプシー(シアトル・サウンダーズ)
ボビー・ウッド(ウニオン・ベルリン/ドイツ)
交代出場
74分 クリスチャン・プリシッチ
(OUT アレハンドロ・ベドヤ)
79分 ダーリントン・ナグベ
(OUT マイケル・ブラッドリー)
退場 90分 マイケル・オロスコ・フィスカル
[コロンビア代表]
監督 ホセ・ペケルマン
GK
ダビド・オスピナ(アーセナル/イングランド)
DF
サンティアゴ・アリアス(PSV/オランダ)
クリスティアン・サパタ(ミラン/イタリア)
ジェイソン・ムリージョ(インテル/イタリア)
フランク・ファブラ(ボカ・ジュニオルス/アルゼンチン)
MF
ギジェルモ・セリス(フニオール)
セバスティアン・ペレス(アトレティコ・ナシオナル)
ファン・クアドラード(ユヴェントス/イタリア)
エドウィン・カルドナ(モンテレイ/メキシコ)
ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード/スペイン)
FW
カルロス・バッカ(ミラン/イタリア)
交代出場
74分 マルロス・モレノ
(OUT ファン・クアドラード)
79分 ロヘル・マルティネス
(OUT カルロス・バッカ)
87分 ステファン・メディーナ
(OUT ギジェルモ・セリス)
退場 90分 サンティアゴ・アリアス
※所属チームは、2015/16シーズンです。
[得点]
アメリカ:
コロンビア:バッカ(31)