[速報EURO37]決勝トーナメントはいきなりPK戦 制したのは悩めるエース率いるポーランド

スイスはスーパーゴール炸裂も及ばず

決勝トーナメント一回戦 スイス 1-1(PK:4-5) ポーランド
2016年6月25日/サンテティエンヌ/現地15時キックオフ

ついにEURO2016も決勝トーナメントに突入。その初戦はグループA2位のスイスとグループC2位のポーランドの対決だ。どちらも守備に重きを置き、堅守速攻スタイルのチームだが、どのような対決になるのだろうか。

試合は立ち上がりから勢いを持って前へ出ていくポーランドにスイスは押される展開となる。ビルドアップのミスを突いてポーランドが決定的なチャンスを得るも、ミリクがシュートをふかしてしまい、先制点とはならない。
ここまで得点力不足に悩まされてきた両チームは果敢に前に仕掛け、オープンな試合展開が続く。そして39分、ポーランドのカウンターが炸裂する。スイスのコーナーキックをカットするとグロシツキが左サイドを独走し、クロス。それをファーで待っていたブワシュチコフスキが落ち着いて右足で流し込み、先制に成功する。このまま前半はポーランドが1点リードで終了。

後半、このままでは終われないスイスがシャキリを中心に反撃を試みる。いくつかチャンスらしいチャンスを作るものの、前線のセフェロビッチがブレーキとなり、あと一歩でゴールに近づけない。その後も決定的なチャンスを迎えるが、ファビアンスキ、クロスバーに阻まれ、同点ゴールは生まれず。

しかし突然のスーパーゴールでスコアは振り出しへと戻る。クロスのこぼれ球をエリア外からシャキリがオーバーヘッドシュートで右隅へと叩き込み、スイスがついに同点弾を手にした。その後、ゴールは生まれることなく、試合は延長戦へと突入する。

延長前半は90分の疲れからか大きな動きはなかったものの、延長後半へ入るとスイスが攻勢をかける。それでもファビアンスキのスーパーセーブでポーランドは勝ち越し点を許さない。結局試合はPK戦へともつれこむ。
スイスは10番シャカが失敗してしまい、ポーランドは5人全員成功。これにより、ポーランドが初となるベスト8へと進出した。

[スイス代表]
監督 ウラジミール・ペトコビッチ

GK
ヤン・ゾマー(ボルシアMG/ドイツ)
DF
ファビアン・シェア(ホッフェンハイム/ドイツ)
ヨアン・ジュルー(ハンブルガー/ドイツ)
ステファン・リヒトシュタイナー(ユヴェントス/イタリア)
リカルド・ロドリゲス(ヴォルフスブルク/ドイツ)
MF
グラニト・シャカ(ボルシアMG/ドイツ)
バロン・ベーラミ(ワトフォード/イングランド)
ブレリム・ジェマイリ(ジェノア/イタリア)
アドミル・メーメディ(レヴァークーゼン/ドイツ)
ジェルダン・シャキリ(ストーク/イングランド)
FW
ハリス・セフェロビッチ(フランクフルト/ドイツ)

交代出場
58分 ブレール・エンボロ(バーゼル)
(OUT ブレリム・ジェマイリ)
70分 エレン・デルディヨク(カスンパシャスポル/トルコ)
(OUT アドミル・メーメディ)
77分 ジェルソン・フェルナンデス(レンヌ/フランス)
(OUT バロン・ベーラミ)

[ポーランド代表]
監督 アダム・ナバウカ

GK
ウカシュ・ファビアンスキ(スウォンジー/イングランド)
DF
ウカシュ・ピシュチェク(ドルトムント/ドイツ)
カミル・グリク(トリノ/イタリア)
ミハウ・バズダン(レギア・ワルシャワ)
アルトゥール・イェンジェイチェク(レギア・ワルシャワ)
MF
グジェゴシュ・クリホヴィアク(セビージャ/スペイン)
クシストフ・モンチンスキ(ビスワ・クラクフ)
カミル・グロシツキ(レンヌ/フランス)
ヤクブ・ブワシュチコフスキ(フィオレンティーナ/イタリア)
FW
ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン/ドイツ)
アルカディウシュ・ミリク(アヤックス/オランダ)

交代出場
101分 トマシュ・ヨドウォビエツ(レギア・ワルシャワ)
(OUT クシストフ・モンチンスキ)
104分 スワボミル・ペシュコ(レビア・グダニスク)
(OUT カミル・グロシツキ)
※所属チームは、2015/16シーズンです。

[得点]
スイス:シャキリ(82)
ポーランド:ブワシュチコフスキ(39)

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