イングランドの決定力不足が深刻すぎる…… EURO3試合で記録した不名誉な28本の数字とは

打っても打っても入らない

EURO2016本大会が開幕する前はハリー・ケイン、ジェイミー・バーディ、ダニエル・スタリッジ、ウェイン・ルーニーと世界トップクラスのFWが複数揃っていると高い評価を受けていたイングランド代表だが、想像していたほど得点を奪えないもどかしい試合展開が続いている。

20日に行われたグループステージ最終戦のスロバキア代表戦でも、イングランドは29本ものシュートを打っている。しかし得点は決まらず、思い返せば前半にバーディが抜け出してシュートを打ったシーンが最も得点を感じさせるものだった。

英『Sky Sports』もイングランドが深刻な得点力不足に陥っていると伝えており、あまりにも正確性を欠くシュート精度に不安を募らせている。同メディアによると、イングランドはここまでEURO出場24ヶ国中最多となる28本の枠外シュートを放っている。もちろんまだグループ第3戦を戦っていないチームもいるため、今後記録が変わる可能性はある。しかしこれほどシュートが枠に飛ばないのは少々気にかかる。
シュートの内訳もチームで最も多くの本数を打っているのはエリック・ダイアーが9本、ウェイン・ルーニーが8本と中盤でプレイする2人が上位を占めており、相手を崩し切れずにミドルシュートを多く打っていることが分かる。しかもダイアーの場合は9本中枠内に飛んだのが1本だけとかなり寂しい数字になっており、得点の気配はあまり感じられない。

決勝トーナメントでは相手のレベルも上がり、スロバキア戦よりシュートを打てる機会が減るだろう。そうなった際にイングランドの低すぎる精度で得点を奪えるのか。豪華な陣容とは裏腹に深刻な悩みが生まれてしまっている。

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