準々決勝 アルゼンチン 4-1 ベネズエラ
2016年6月18日 /フォックスボロ/ 現地19時00分キックオフ
決勝トーナメントの初戦となる準々決勝では、アルゼンチンとベネズエラが対戦した。
グループステージ3試合で計10得点を記録し、全勝で決勝トーナメント進出を決めたアルゼンチン。3試合で既に8人のプレイヤーがゴールを決めているチームは、準々決勝でも開始から8分でコパ・アメリカ・ センテナリオでの9人目のスコアラーが誕生する。
8分、メッシが右サイドでボールを持つと、ゴールに向かっていくクロスボールにボックス内でイグアインが反応。難しいバウンドとなったボールをダイレクトでゴールに流し込み、イグアインの今大会初ゴールでアルゼンチンが先制に成功する。
その後も攻守で圧倒するアルゼンチンは28分にイグアインが相手のミスを見逃さずに追加点を記録。前半途中からはベネズエラに攻め込まれ、41分にはPKを献上するが、このピンチにもGKロメロがベネズエラに得点を許さず、2点のリードのまま前半を終えた。
後半も圧倒的にボールを保持するアルゼンチンは、60分にショートカウンターからメッシが代表通算54得点目を記録し、リードを3点に広げる。70分にはベネズエラFWロンドンに1点を返されるが、直後の71分には途中出場のMFラメラがコパ・アメリカ・ センテナリオでの2得点を決めて勝負あり。4-1のままタイムアップの笛を迎え、アルゼンチンがベスト4進出を決めた。
準決勝では開催国のアメリカと対戦することが決まっているアルゼンチンだが、グループステージから全試合で複数得点を記録。1試合ごとに“ヒーロー”が誕生している。準々決勝では代表で久しぶりのゴールを決めたイグアインが主役となったが、準決勝でも新たなヒーローが生まれ、開催国を撃破して2年連続となるファイナルの舞台に駒を進めることができるだろうか。
[アルゼンチン代表]
監督 ヘラルド・マルティーノ
GK
セルヒオ・ロメロ（マンチェスター・ユナイテッド/イングランド）
DF
ガブリエル・メルカド（リーベル・プレート）
ニコラス・オタメンディ（マンチェスター・シティ/イングランド）
ラミロ・フネス・モリ（エヴァートン/イングランド）
マルコス・ロホ（マンチェスター・ユナイテッド/イングランド）
MF
ハビエル・マスチェラーノ（バルセロナ/スペイン）
アウグスト・フェルナンデス（アトレティコ・マドリード/スペイン）
ニコラス・ガイタン（ベンフィカ/ポルトガル）
リオネル・メッシ（バルセロナ/スペイン）
エベル・バネガ（セビージャ/スペイン）
FW
ゴンサロ・イグアイン（ナポリ/イタリア）
交代出場
68分 MFエリク・ラメラ（トッテナム/イングランド）
（OUT ニコラス・ガイタン）
74分 FWセルヒオ・アグエロ（マンチェスター・シティ/イングランド）
（OUT ゴンサロ・イグアイン）
80分 MFルーカス・ビリア（ラツィオ/イタリア）
（OUT エベル・バネガ）
[ベネズエラ代表]
監督 ラファエル・ドゥダメル
GK
ダニ・エルナンデス（テネリフェ/スペイン）
DF
アレサンデル・ゴンサレス（スペイン/ウエスカ）
ウィルケル・アンヘル（デポルティーボ・タチラ）
オスワルド・ビスカロンド（ナント/フランス）
ロルフ・フェルチャー（デュイスブルク/ドイツ）
MF
トマス・リンコン（ジェノア/イタリア）
アルキメデス・フィゲラ（ラ・グアイラ）
アレハンドロ・ゲラ（アトレティコ・ナシオナル/コロンビア）
ルイス・セイハス（インテルナシオナウ/ブラジル）
FW
サロモン・ロンドン（WBA/イングランド）
ホセフ・マルティネス（トリノ/イタリア）
交代出場
55分 MFフアンピ（マラガ/スペイン）
（OUT ルイス・セイハス）
80分 FWジョナタン・デル・バージェ（カスムパシャ/トルコ）
（OUT ホセフ・マルティネス）
85分 DFホセ・マヌエル・ベラスケス（アロウカ/ポルトガル）
（OUT トマス・リンコン）
※所属チームは、2015/16シーズンです。
[得点]
アルゼンチン：イグアイン（8、28）、メッシ（60）、ラメラ（71）
ベネズエラ：ロンドン（70）
