Group_D 第3節 アルゼンチン 3-0 ボリビア
2016年6月14日 /シアトル/ 現地22時キックオフ
すでに2連勝でグループステージ突破を決めているアルゼンチン代表は、格下のボリビア代表相手に大幅にメンバーを変更。ハビエル・マスチェラーノ、ガブエリル・メルカドら前節出場していた選手を休ませ、エセキエル・ラベッシやセルヒオ・アグエロ、マティアス・クラネビッテルなどベンチを温めていた選手をスタメンに抜擢。
それでもチーム力は全く衰えず、12分にはエリック・ラメラのフリーキックが壁に当たってコースが変わりゴールイン。簡単にアルゼンチンが先制する。その3分後には右サイドからのクロスをゴンサロ・イグアインが頭でシュートを放つと、GKが弾いたところにラベッシが詰めて2点目。32分にはラベッシのシュート性のクロスにDFのビクトル・クエスタが合わせて3点目を奪い、前半だけで試合を決めてしまう。
一方のボリビアは前半シュートがわずかに1本で、アルゼンチンに実力の差を見せつけられる格好となった。
後半に入ると、アルゼンチンは早くも調整モードに。イグアインを下げて前節ハットトリックを決めたリオネル・メッシ、バネガを下げて守備的MFのルーカス・ビリアを同時投入。もはやアルゼンチンのミッションは勝利から選手のテストに変わっていく。
60分にはメッシがフリーキックのチャンスを得ると、ゴール左に惜しくも外れるシュート。前節でも強烈なフリーキックを決めていたメッシがまたも精度の高いキックを披露する。その後もアルゼンチンは圧倒的にボールを支配し、巧みにゲームをコントロールしていく。
試合はそのまま終了し、アルゼンチンが3連勝でグループDを通過。内容はもちろん、選手の調整も兼ねた良いグループステージだったと言えるだろう。決勝トーナメントではウルグアイも倒したベネズエラと対戦することになり、アルゼンチンにとっての本番は決勝トーナメントからということになりそうだ。
[アルゼンチン代表]
監督 ヘラルド・マルティーノ
GK
セルヒオ・ロメロ(マンチェスター・U/イングランド)
DF
ファクンド・ロンカリア(フィオレンティーナ/イタリア)
ニコラス・オタメンディ(マンチェスター・C/イングランド)
ビクトル・クエスタ(インデペンディエンテ)
ラミロ・フネス・モリ(エヴァートン/イングランド)
MF
マティアス・クラネビッテル(アトレティコ・マドリード/スペイン)
エベル・バネガ(セビージャ/スペイン)
エリック・ラメラ(トッテナム/イングランド)
エセキエル・ラベッシ(河北華夏/中国)
FW
セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C/イングランド)
ゴンサロ・イグアイン(ナポリ/イタリア)
交代出場
45分 リオネル・メッシ
(OUT ゴンサロ・イグアイン)
45分 ルーカス・ビリア
(OUT エベル・バネガ)
75分 ジョナサン・マイダナ
(OUT ニコラス・オタメンディ)
[ボリビア代表]
監督 マウリシオ・ソリア
GK
カルロス・ランペ(スポルト・ボーイズ)
DF
エルウィン・サーベドラ(ボリーバル)
アレハンドロ・メレアン(カーズマSC/クウェート)
エドワルド・センテーノ(ウィルステルマン)
ネルソン・カブレラ(ボリーバル)
ルイス・グティエレス(ハポエル・イロニ・キリヤット・シュモナ/イスラエル)
MF
マルティン・スメドベリ(イェーテボリ/スウェーデン)
ペドロ・アソグエ(オリエンテ・ペトロレーロ)
ファン・カルロス・アルセ(ボリーバル)
ジャスマニ・カンポス(カーズマSC/クウェート)
FW
ヤスマニ・ドゥク(ニューヨーク・コスモス/アメリカ)
交代出場
24分 ディエゴ・ベハラノ
(OUT ヤスマニ・ドゥク)
45分 クリスティアン・マチャド
(OUT ファン・カルロス・アルセ)
85分 カルメロ・アルガラニャス
(OUT マルティン・ダレンセ)
※所属チームは、2015/16シーズンです。
[得点]
アルゼンチン:ラメラ(13)、ラベッシ(15)、クエスタ(32)