13日、イタリア代表はEURO初戦で欧州屈指のタレント軍団であるベルギー代表と対戦し、2-0で勝利を収めた。そして、この試合でイタリア代表の指揮官アントニオ・コンテが流血するシーンが見られ、世界中から注目を集めた。
そんな中、伊紙『Gazzetta dello Sport』が問題のシーンについて触れた。同紙によると、エマヌエレ・ジャッケリーニが先制点を決め、喜びを分かち合うために選手たちが指揮官やサブメンバーのもとに駆け寄る。その際に、シモーネ・ザザの腕がコンテの顔面を直撃し、鼻血を出してしまったようだ。コンテはその後、ティッシュを片手にチームを指揮していた。
コンテは試合後のインタビューで、この時のことを「イタリア代表が勝利するためなら、自分が犠牲になってもかまわないよ」と述べ、痛みよりも喜びの方が大きかったことを明かした。
ジネディーヌ・ジダンのズボンの破れやフース・ヒディンクのズッコケなど、最近はピッチの外にいる指揮官の動向にも注目が集まっている。はたして、残りの試合で再び指揮官が注目を浴びる試合はあるのだろうか。これもサッカーにおけるエンターテインメントのひとつかも知れない。