イタリア代表がベルギー代表を倒すと予想した人はそこまで多くなかったはずだが、イタリアは先制点を守りながら終盤にとどめを刺すというお手本通りの展開で優勝候補の一角を沈めてみせた。この試合のヒーローとなったのは先制点を奪ったMFエマヌエレ・ジャッケリーニで、決定機を確実に活かしてチームに勇気を与える存在となった。
しかし、ジャッケリーニは自身のことよりも強敵ベルギーを無得点に抑え込んだ守備陣を称賛。ジャンルイジ・ブッフォン、アンドレア・バルザッリ、レオナルド・ボヌッチ、ジョルジョ・キエッリーニのユヴェントス勢で構成される守備陣が今大会最も堅い守備陣ではないかとコメントしている。英『Sky Sports』が伝えた。
「守備陣は素晴らしかったね。僕たちは今大会の中でも最高の守備陣を抱えていると思う。彼らは違いを作ったよ。僕個人としても得点を奪えたことを嬉しく思っているけど、それもチームが勝ってこそだ」
ベルギーに勝利したことはもちろん、無失点で終えたことは守備陣に大きな自信を与えることになったはずだ。決勝トーナメントに進めばベルギーのような強敵と対戦することになるが、この試合で見せた堅守があればどこが相手でも互角の展開に持ち込めるだろう。