神の手ゴールに怒るドゥンガ「ブラジルが“手による得点”で敗退するのは史上初だ」

ペルーのハンドゴールに怒り

それは幻覚でもなければ、足でもない。間違いなく“手”によるものだった。12日に行われたペルー代表との一戦に臨んだブラジル代表は、突如として現れたディエゴ・マラドーナの後継者に足元をすくわれている。

コパ・アメリカ2016のグループステージ最終節でそれは起きた。ペルー相手に終始主導権を握りながら、最後のとどめを刺すことができないブラジルは75分、災難に見舞われてしまう。右サイドを突破したペルーのアンディ・ポロがゴール前にクロスを供給すると、ルイディアスがこれを押し込み、“後の決勝弾”を奪ってしまったのだ。しかしながらブラジル代表を率いるドゥンガ監督は納得していない。というのも、ルイディアスによるゴールは完全にルールを逸脱したものだったからだ。米『ESPN』が同監督のコメントを伝えている。

「一体何が起きたのか。すべての人間は目撃したはずだ。この目で見たものを、疑うことはできない。テクノロジーは日々進歩しているはずなのに、いまだにヒトはミスを犯す。レフェリーはヘッドセットを使って他の人間と話し合っていたはずだ。なんのためのツールか分からないね」
「サポーターは我々の奮闘を見ていたはずだよ。そして結末がどのようなものになったのかも。フットボールに原因はなかった。ブラジルが手によるゴールで敗退したのは史上初めてのことだ」

怒り狂うドゥンガ監督。せめて彼は、“足による”失点で敗退したかったにちがいない。

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