最多のパス本数、最多のタックル数…… パイェ以外にもMVP級の働きをした男がいた

フランス代表のカギを握る男

EURO2016開幕戦となった10日のルーマニア戦でフランス代表を救ったのはウェストハム所属MFディミトリ・パイェだった。パイェは終盤に左足で強烈なシュートを決めてチームに勝ち点3をもたらしてヒーローとなったが、もう1人ヒーローがいたことも忘れてはならない。

それはアンカーの位置からチームを支えたレスター・シティ所属MFエンゴロ・カンテだ。スペイン『MARCA』によると、カンテはこの試合で両チーム合わせて最多となる101回のボールタッチを記録し、パス成功本数も最多の86本、成功率は92%を記録。決して派手なパスを蹴っていたわけではないが、確実にチームの攻撃にスイッチを入れるパスを出し続けていた。

もちろんレスターで話題となった守備面でも抜群の働きを残している。タックルの数も3回、インターセプトの回数も5回と最多の数字を記録し、走行距離も10・84Kmだった。同メディアはポール・ポグバとブレーズ・マテュイディが攻撃的な姿勢を取った中でチームを支えたカンテを称賛しており、負傷離脱したラサナ・ディアラの穴を完璧に埋めてみせた。
チームを救ったのはパイェで間違いないが、カンテがいなければもっと苦しむことになったはずだ。すでにクロード・マケレレ2世との呼び声もあるが、カンテは現代表のカギを握る存在と言って間違いなさそうだ。

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