今季チャンピオンズリーグ準々決勝でアトレティコ・マドリードに敗れたバルセロナDFジェラール・ピケは、決勝戦をテレビで観戦するしかなかった。バルサへの愛を常に口にしているピケは、やはり今回の決勝でもレアル・マドリードに負けてほしいと考えながら見ていたようだ。
スペイン『MARCA』によると、ピケはレアルの優勝を祝うと語ったものの、レアルには勝ってほしくなかったといつも通りのコメントを残した。また、今回の決勝を元レアルのGKイケル・カシージャスを含むスペイン代表のチームメイト数人で観戦していたことも明かし、カシージャスの試合分析が甘いと冗談交じりに語った。
「バルセロナの人間として、レアルには勝ってほしくなかったね。レアルが勝ったことよりアトレティコが負けたことに傷ついたよ。このような形で2回とも優勝を逃したことを気の毒に思う。僕はレアルの優勝を祝福するけどね」
「決勝はイケルと見ていたんだけど、面白かったのは彼が不運を招くことさ。前半に彼は僕に言ったんだ。ペペは本当に信頼できる選手だとね。すると後半1分にペペは相手にPKを与えたんだ」
ピケはEURO2016に臨むスペイン代表メンバーに選ばれているが、レアルの選手とも関係は悪くないと主張しており、クラブと代表ではまた別の感情を持っている。クラブシーンでは相変わらずスペイン勢が欧州を支配しているが、代表チームもその波に乗りたいところだろう。