Group_A 第2節 コロンビア 2-1 パラグアイ
2016年6月7日 /パサデナ/ 現地22時30分キックオフ
開幕戦で開催国アメリカに2-0で勝利したコロンビアと、初戦でコスタリカとスコアレスドローだったパラグアイによる一戦。アメリカ戦で肩を脱臼し出場が危ぶまれていたハメス・ロドリゲスだったが、スタメンで起用され、先制ゴールにも絡んだ。
試合の均衡を破るゴールが生まれたのは12分、コロンビアはハメス・ロドリゲスが右コーナーキックから高精度のボールを蹴りこむと、ACミランで活躍するカルロス・バッカがヘディングシュートを決めて先取点を奪った。
さらに攻勢を強めたコロンビアは30分、流れの中から追加点を奪取する。前線でサパタからのロングフィードを受けたバッカがボックス内に進入すると、後方から走りこんできたカルドナへと繋ぐ。カルドナはパラグアイDFを4人を引きつけてハメス・ロドリゲスにラストパスを送り、ハメス・ロドリゲスはワントラップから左足を振りぬいてゴール右隅に突き刺した。ハメスは今大会2試合連続となる2ゴール目をマークする。
追いつきたいパラグアイは前半終了間際、ペナルティエリア手前ゴール正面の格好の位置でFKを獲得する。キッカーのレスカノが狙いすましたシュートを放つもクロスバーを叩き、コロンビアが2点をリードした状況で後半へと突入する。
後半は拮抗した展開が続いていたが71分、パラグアイに決定機が訪れる。コロンビアDFのクリアミスを拾ったビルトル・アヤラが、豪快な無回転ミドルシュートをゴール左隅に突き刺して1点差に詰め寄る。なんとか引き分けに持ち込みたいパラグアイだったが、ロメロが2枚目のイエローカードを受けて退場、パラグアイは1人少ない状況に追い込まれた。
終盤、試合のペースを掴んで猛攻を仕掛けたパラグアイだったが、同点ゴールを奪えないまま試合終了。コロンビアが2-1のスコアでパラグアイに勝利し、グループステージ突破を決めた。
2015-16シーズン、所属するレアル・マドリードではなかなか出場機会を掴めず、苦悩のシーズンを過ごしてきたエースのハメス・ロドリゲスだが、気持ちの入った今大会では2試合連続得点をマーク。この試合では1ゴール1アシストの活躍を見せ、コロンビアを勝利に導いた。
[コロンビア代表]
監督 ホセ・ペケルマン
GK
ダビド・オスピナ(アーセナル / イングランド)
DF
サンティアゴ・アリアス(PSV / オランダ)
クリスティアン・サパタ(ACミラン / イタリア)
ジェイソン・ムリージョ(インテル / イタリア)
ファリド・ディアス(アトレチコ・ナシオナル)
MF
ダニエル・トーレス(インディペンディエンテ・メデジン)
エドウィン・カルドナ(モンテレイ / メキシコ)
セバスティアン・ペレス(アトレチコ・ナシオナル)
FW
ファン・クアドラード(ユヴェントス / イタリア)
カルロス・バッカ(ACミラン / イタリア)
ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード / スペイン)
交代出場
58分 ギジェルモ・セリス(フニオールFC)
(OUT セバスティアン・ペレス)
86分 マルロス・モレノ(アトレチコ・ナシオナル)
(OUT ファン・クアドラード)
90分 ジェリー・ミナ(パルメイラス/ブラジル)
(OUT クリスティアン・サパタ)
[パラグアイ代表]
監督 ラモン・ディアス
GK
フスト・ビジャール(コロコロ/チリ)
DF
ブルーノ・バルデス(セロポルテーニョ)
グスタボ・ゴメス(ラヌース/アルゼンチン)
パウロ・ダ・シルバ(トルーカ/メキシコ)
ミゲル・サムディオ(クラブ・アメリカ/メキシコ)
MF
ロベルト・ピリス(オリンピア)
セルソ・オルティス(AZ/オランダ)
オスカル・ロメロ(ラシン・クラブ/アルゼンチン)
ミゲル・アルミロン(ラヌース/アルゼンチン)
エドガル・ベニテス(ケレタロ/メキシコ)
FW
ダリオ・レスカノ(インゴルシュタット/ドイツ)
交代出場
46分 ホルヘ・ベニテス(クルス・アスル/メキシコ)
(OUT エドガル・ベニテス)
46分 ビクトル・アヤラ(ラヌース/アルゼンチン)
(OUT ロベルト・ピリス)
67分 アントニオ・サナブリア(スポルディング・ヒホン/スペイン)
(OUT ダリオ・レスカノ)
※所属チームは、2015/16シーズンです。
[得点]
コロンビア 2:バッカ(12)、ハメス・ロドリゲス(30)
パラグアイ 1:ビクトル・アヤラ(71)