EUROの前評判があまり良くないイタリア代表は6日、同大会の初戦で対戦するベルギーと引き分けたばかりのフィンランド代表と本番前最後のテストマッチを行った。試合は、前半と後半に1点ずつ奪ったイタリア代表が危なげなく勝利し、EUROへ弾みをつける結果となった。
そんな中、この試合でウィングのポジションを任されたステファン・エル・シャーラウィが伊『Rai Sport』の試合後のインタビューで次のように語った。
「EUROでイタリア代表に期待をしている人は少ないようだけど、僕たちは自信をつけて日々成長している。フィンランドとの試合も良い内容だったしね」
「監督はウィングの僕に多くのことを要求してきたんだ。でも全然大変じゃなかったよ。だって、僕の後ろにはキエッリーニという偉大なDFがいたからね。とてもプレイしやすかったよ」
「チアゴ・モッタの背番号について非難が集中しているようだけど、彼はこれまで多くのタイトルを獲得してきた実績のあるチャンピオンだよ。とても素晴らしい選手だ。EUROで彼はイタリア代表のシンボルになるんじゃないかな」
これまでロベルト・バッジョやアレッサンドロ・デル・ピエロ、フランチェスコ・トッティなどが背負ってきた伝統の10番を受け継ぐことになったモッタだが、はたして彼はEUROで輝くことができるのだろうか。もし散々な結果となってしまった場合、さらなる非難が彼に集中するだろう。