Group_D 第1節 パナマ 2-1 ボリビア
2016年6月6日/オーランド/現地19時キックオフ
現地時間6日、コパ・アメリカは大会4日目を迎え、2014年ブラジルW杯準優勝のアルゼンチン代表と昨年の覇者であるチリ代表の優勝候補との呼び声が高い2チームが登場する。そんな中、彼らと同グループで、ジャイアントキリングを狙うFIFAランク56位のパナマと82位のボリビアが一足先に対戦した。
ボリビアボールでキックオフされた試合は、開始直後から攻勢に出たパナマがセットプレイなどでチャンスを演出する。すると11分、そのパナマが早くも先制に成功する。左サイドの深い位置からキンテーロがゴール前へクロスを上げると、そこに走り込んだペレスが右足のボレーで合わせてゴールネットを揺らした。
その後、両チームは一進一退の攻防を見せるも、ゴールを決めきることができず。パナマが1点リードして試合を折り返した。
後半に入ると54分にボリビアが反撃に出る。FKを得たボリビアはスメドベリがゴール前へロングボールを送る。するとパナマDFのクリアミスを誘発。そのクリアミスをゴールエリア右手前で拾ったアルセが思い切って左足を振り抜き、スコアをタイに戻した。
終盤にかけて両チームはより一層激しさを増し、選手同士が衝突する場面が見られる。そして、このまま試合はドローに終わるかと思われたが87分に試合が動いた。途中出場したアローヨが右サイドを突破すると、ペナルティスポット付近にフリーでいたペレスへグラウンダーのパスを送る。これをペレスが落ち着いてゴール左へ流し込み、パナマが勝ち越し弾を決めた。そしてこのゴールが決勝弾となり、パナマが2-1でボリビアに勝利した。
優勝候補の2チームと対戦する前に勝ち点3をゲットしたパナマは、思い切って残りの2試合に臨むことができるだろう。一方、この試合に破れたボリビアは早くも決勝トーナメント進出に黄色信号がともってしまったかもしれない。
[パナマ代表]
監督 エルナン・ダリオ・ゴメス
GK
ハイメ・ペネド(サプリサ/コスタリカ)
DF
アドルフォ・マチャド(サプリサ/コスタリカ)
フェリペ・アブディエル・バロイ(アトラス/メキシコ)
ハロルド・クミン(アラフエレンセ/コスタリカ)
ロデリック・ミレル(サンフランシスコ)
MF
アルベルト・キンテーロ(サンノゼ/アメリカ)
ガブリエル・ゴメス(カルタヒネス/コスタリカ)
アニバル・ゴドイ(サンノゼ/アメリカ)
アルマンド・クーペル(アラベ・ウニド)
FW
ブラス・アントニオ・ペレス(バンクーバー/カナダ)
ガブリエル・トーレス(サモラ)
交代出場
56分 ルイス・テハダ(フアン・アウリチ)
(OUT ガブリエル・トーレス)
63分 ルイス・エンリケ(タウロ)
(OUT ハロルド・クミン)
74分 アブディエル・アローヨ(RNKスプリント/クロアチア)
(OUT アルマンド・クーペル)
[ボリビア代表]
監督 フリオ・セサル・バルディビエソ
GK
カルロス・ランペ(スポルトボーイズ/ペルー)
DF
ディエゴ・ベハラノ(ザ・ストロンゲスト)
ロナルド・エギノ(ボリバル)
ネルソン・カブレラ(ボリバル)
エドワルド・マウロ・センテノ(ホルヘ・ウィルステルマン)
マルビン・ベハラノ(オリエンテ・ペトロレロ)
MF
ファン・カルロス・アルセ(ボリバル)
ペドロ・アソゲ(オリエンテ・ペトロレロ)
フェルナンド・サウセド(ホルヘ・ウィルステルマン)
マルティン・スメドベリ・ダレンセ(イェーテボリ/スウェーデン)
FW
ヤスマニ・ドゥク(ニューヨークコスモス/アメリカ)
交代出場
45分 ジャスマニ・カンポス(カーズマ/クウェート)
(OUT フェルナンド・サウセド)
45分 アレハンドロ・メレアン(ホルヘ・ウィルステルマン)
(OUT ロナルド・エギノ)
87分 ロドリゴ・ラマージョ(ザ・ストロンゲスト)
(OUT ヤスマニ・ドゥク)
※所属チームは、2015/16シーズンです。
[得点]
パナマ:ペレス(11、87)
ボリビア:アルセ(59)