[速報COPA5]ベネズエラがモーガン擁するジャマイカを退ける スペイン風味のサッカーで圧倒

退場が響く……

Group_C第1節 ジャマイカ 0-1 ベネズエラ

2016年6月6日/シカゴ/現地17時キックオフ

グループC第1節では“レゲエボーイズ”ジャマイカと南米の隠れた実力者ベネズエラが対戦した。レスターに所属するジャマイカ代表DFウェズ・モーガンはシーズンの疲れからかベンチスタートとなっている。
立ち上がりから身体能力にものを言わせて攻めるジャマイカ。コーナーキックから抜群のジャンプ力でバー直撃のヘディングを放つなどチャンスを作る。一方のベネズエラはしっかりパスを左右に散らしながらゴールに迫っていく。

そして15分、ベネズエラが先制に成功する。ゴール前の細かいパス回しからマルティネスが裏に抜け、左足で落ち着いて流し込んだ。その後もベネズエラがボールを支配する展開は続く。すると24分、ジャマイカにアクシデント。オースティンが相手の足を踏みつけてしまい一発レッドで退場。故意ではないように見えたが、厳しい判定でジャマイカは一人少なくなってしまう。ベネズエラは数的有利になったことでより支配率を高め、試合を展開していく。たまらずジャマイカはDFモーガンを投入し、守備力強化を図り、前半は1点に抑えて終了する。

後半に入ってもポゼッションのベネズエラ、カウンターのジャマイカという構図は変わらない。徐々に一人少ないジャマイカがロングスローやカウンターを中心にチャンスを得始めるが、最後のシュート精度を欠き、得点には至らない。結局この攻防は最後まで続き、スコアは動かず。大事な第一戦はベネズエラの勝利で終わっている。

ジャマイカは身体能力から素晴らしい攻撃を仕掛け続けたものの、やはり前半早々に出た退場者の影響が大きかったのかもしれない。一方のベネズエラは南米らしいパス回しと守備力が光り、厄介なチームという印象を見せつけている。

[ジャマイカ代表]

監督 ヴィンフリート・シェーファー

GK
アンドレ・ブレーク(フィラデルフィア・ユニオン/アメリカ)

DF
マイケル・ヘクター(レディング/イングランド)
エイドリアン・マリアッパ(クリスタル・パレス/イングランド)
ケマー・ローレンス(ニューヨーク・レッドブルズ/アメリカ)
ジャーメイン・テイラー(ポートランド・ティンバース/アメリカ)

MF
ジョビ・マカナフ(レイトン/イングランド)
ジェヴォーン・ワトソン(ニューイングランド・レボリューション/アメリカ)
ロドルフ・オースティン(ブレンビー/デンマーク)
ゲレス・マクレアリ(レディング/イングランド)

FW
ジレス・バーンズ(ヒューストン・ダイナモ/アメリカ)
クレイトン・ドナルドソン(バーミンガム/イングランド)

交代出場
40分 ウェズ・モーガン(レスター/イングランド)
(OUT ケマー・ローレンス)
76分 リー・ウィリアムソン(ブラックバーン/イングランド)
(OUT マイケル・ヘクター)
88分 マイケル・ビンス(ポートモア・ユナイテッド/アメリカ)
(OUT ジェヴォーン・ワトソン)

退場
24分 ロドルフ・オースティン

[ベネズエラ代表]

監督 ノエル・サンビチェンテ

GK
ダニエル・エルナンデス(テネリフェ/スペイン)

DF
ウィルケル・アンヘル(デポルティボ・タチラ)
オズワルド・ビスカロンド(ナント/フランス)
ロベルト・ロサレス(マラガ/スペイン)
ロルフ・フェルチェル(デュイスブルク/ドイツ)

MF
アルキメデス・フィゲラ・サラザル(デポルティボ・ラ・グアイラ)
トマス・リンコン(ジェノア/イタリア)
ルイス・マヌエル・セイハス(インテルナシナオル/ブラジル)
アレハンドロ・ゲーラ(アトレティコ・ナシナオル/コロンビア)

FW
サロモン・ロンドン(ウェストブロム/イングランド)
ジョゼフ・マルティネス(トリノ/イタリア)

交代出場
76分 アダルベルト・ペニャランダ(グラナダ/スペイン)
(OUT ジョゼフ・マルティネス)
86分 ロムロ・オテロ(ワチパト/チリ)
(OUT ルイス・マヌエル・セイハス)
90分 アレクサンデル・ゴンサレス(ウエスカ/スペイン)
(OUT アレハンドロ・ゲーラ)
※所属チームは、2015/16シーズンです。

[得点]
ベネズエラ 1 マルティネス(15)

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