2シーズン前のリベンジを誓ってレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ決勝に挑んだアトレティコ・マドリードだったが、PK戦の末に惜しくも敗れてしまった。敗因を1つに絞ることはできないが、やはり最も印象に残ったのはPK戦でDFファンフランが失敗してしまったことだ。
ファンフランは試合後にアトレティコサポーターへ謝り、サポーターもそんなファンフランに声援を送った。ファンフランはそれを受け、後日クラブの公式サイトでサポーターに感謝の念を示した。選手とサポーターの絆が分かるやり取りとなったが、アトレティコサポーターはそれだけでは終わらなかった。
スペイン『MARCA』によると、決勝戦以降ファンフランのユニフォーム販売率が急上昇しているのだ。その人気度はフェルナンド・トーレス、コケ、アントワーヌ・グリーズマンと同じレベルまで上がっており、20番のユニフォームが大人気となっている。
同メディアはファイナルで敗れたチームの選手の人気が上昇するのも珍しいと伝えており、しかもそれがPK戦で失敗してしまったファンフランというのも特徴的だ。
ファンフランはクラブの公式サイトでサポーター、チームメイト、指揮官を家族のようだと語っていたが、彼らは今回の決勝でさらに1つになったのかもしれない。