ジネディーヌ・ジダンとマルコ・マテラッツィといえば、誰もが2006ワールドカップ決勝の頭突き事件を思い出すだろう。しかし、マテラッツィにとってあの一件は悪い思い出ではないようだ。
伊『Gazzetta dello Sport』によると、マテラッツィは自身に良い思い出をくれた者を応援したいようで、28日に行われるチャンピオンズリーグ決勝ではレアル・マドリード指揮官ジネディーヌ・ジダンを応援すると宣言した。
また、今季途中までレアルを率いていたラファエル・ベニテスを再び口撃しており、ベニテス解任がレアルのUCL決勝進出に繋がったと主張した。
「俺は去年の12月にこう言った。ベニテスを解任すればマドリーはチャンピオンズリーグ決勝に進出するだろうとね。マドリーには本物の指揮官が必要なんだ。チームにダメージを与えるような人間ではなくね。ジダンは良い指揮官だよ。彼はダメージを与えていない。だからマドリーは決勝まできたんだ」
「俺は良い思い出をくれた者を応援する。悪い思い出ではなくね。だから俺はジダンを応援する。シメオネは俺からスクデットを奪ったことがあるからな。アトレティコは非常に組織化されたチームで、ここ3年で2度もUCL決勝に進出している。彼らのスタイルは非常に効果的だ。シメオネは偉大な指揮官だし、インテルに来てほしい。ただ、今回のUCL決勝に負けてな」
マテラッツィらしい独特な応援スタンスだが、とにかくレアルは応援されている。マテラッツィの言葉通りレアルは本当にUCL決勝まで進出したが、最後まで思惑通りに進むか。