今夏フランスで開催されるEURO2016に臨むイタリア代表は、前線のメンバーに不安が残る。絶対的な点取り屋と呼べる選手は存在せず、恐らくは堅守を武器に接戦をモノにしていく必要があるだろう。しかし、もし現在ミランでプレイするFWマリオ・バロテッリが立派な選手になっていれば、イタリア代表の前線はもっと魅力的なものになっていたことだろう。
伊『TuttoSport』によると、イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチもバロテッリが正しく成長できなかったことを残念に感じており、バロテッリのポテンシャルがあれば世界最高の選手の1人になれたとコメントした。
「全てはマリオの手の中にあった。彼は利口にならなければいけなかったし、変わる必要があったんだ。だけど、残念ながらまだそうなっていない。彼が個人の前にチームを優先することを理解していた場合、このチームで重要な存在になっただろう。ここでは主役になっている場合じゃない。もし彼が自分の間違いに気づけば、彼は世界最高の選手の1人になるだろうね」
バロテッリは前回のEURO2012でもドイツ代表相手に豪快な得点を決めるなど、強豪国をもねじ伏せる力があった。当時は4年後のバロテッリに期待したものだが、期待通りとはいかなかった。