すでにポルトガル代表にも選出され、ベンフィカの主力を担っていた18歳のMFレナト・サンチェスは今夏の市場で大きな注目を集めていた若手選手の1人だ。当初は獲得に意欲を燃やしていたマンチェスター・ユナイテッド入りが近いかと思われたが、サンチェスはバイエルン入りを選択。すんなりと決まったヤングスターの移籍劇に驚いた人も多いはずだ。
では、なぜサンチェスはバイエルン行きを選んだのか。英『Daily Mail』によると、サンチェスはマンUからもオファーを受け取っていたことを認めている。しかし、サンチェスはバイエルンのスタジアムの雰囲気がベンフィカのものと似ていること、そしてタイトルを獲得できるとの確信からバイエルンを選択したとコメントした。
「マンUからもオファーがあったよ。僕もそれはよく分かっているけど、同様に他クラブからもオファーがあったからね。僕はバイエルンを選んだ。なぜなら、バイエルンが偉大なクラブだからだ。彼らのホームスタジアムには6万5000人が入るし、雰囲気がベンフィカのものと似ていたからね。そして、僕はタイトルを獲得できると思っているんだ」
現在バイエルンの本拠地であるアリアンツ・アレーナは75000人が収容できるスタジアムになっており、サンチェスもその雰囲気を今季のチャンピオンズリーグで体感している。そして彼らが国内で圧倒的な強さを誇っていることやチャンピオンズリーグ獲得に近いクラブであることもサンチェスの判断を後押ししたようだ。